冬になり、なんだか爪が割れやすくなった・・・と感じている人はいませんか?
実は、この時季は爪が割れやすくなってしまう季節なのです。
なぜ爪に影響があるのでしょうか。
株式会社Free Style代表でネイリストの大門和歌さまにお話を伺いました。
爪が割れやすくなる原因とは?
日常で爪が割れる、欠ける・・・気がつけば二枚爪に。
放置していると服などに引っかかって裂けてしまったりしますよね。
そんな爪の悩みを解消するためのおすすめケア方法について本日は紹介します。
「冬になると特に爪が割れやすかった」という経験はないでしょうか。
爪が割れる主な4つの原因があります。
・乾燥
・家事
・栄養不足
・手の扱い方
続いて、4つの原因についてご説明いたします。
原因1:乾燥
まず、爪は皮膚が角質化したものが爪となります。
よって、お肌が乾燥していると、生えてくる爪も乾燥して生えてくるのです。
爪が硬いように感じても割れる、などの原因は水分不足によるものです。
例えば、若葉がついている細い木と、枯れている太い木があるとしたら、どちらの方が折れやすいでしょうか?
パキッといくのは、太くてもやはり枯れている木です。
それと同じで、爪も厚みがあっても水分量が少ないとどうしても割れやすくなるのです。
特に冬場は気温と湿度の低下によってお肌にダメージがかなりありますので、さらに乾燥が進むため割れやすい爪になりやすいでしょう。
原因2:家事
日常的に家事を行う際に、素手で洗剤を扱う・・・お湯で洗い物をする、なんてことはないでしょうか。
爪が割れる原因のほとんどが「家事による乾燥」です。
洗剤には大量の界面活性剤が入っているため、油汚れの食器などを綺麗に洗うことができます。
しかし、油汚れと同時に手の油分ももっていかれているということです。
また、冬場になるとお湯ですすぐことも多いとおもいますが、これがさらに乾燥を進めてしまいます。
洗剤とお湯のセットは、爪が割れる原因のトップに当たる原因です。
お湯で流す際は、ぬるま湯(35℃前後)でおこないましょう。
熱すぎると、皮脂が溶け出し、乾燥の原因となります。
原因3:栄養不足
爪を強くするためにはカルシウムを!・・・と聞いたことがあるかもしれませんが、爪は固くてもカルシウムでできているわけではありません。
皮膚の一部である爪の70%はコラーゲンでできています。
コラーゲンは、皮膚を生成し、ダメージを受けた皮膚を修復する役割があります。
コラーゲン不足によりお肌の修復機能がうまくいかず、爪が割れやすくなってしまうとも考えられます。
コラーゲンは繊維状のたんぱく質です。
特にダイエットをしていたりして、肉類などを避けていると、不足しがちに。
肉類、魚介類、豆類、乳製品などはたんぱく質が豊富な食材です。
普段の食事で「たんぱく質」をしっかり摂りましょう。
原因4:手の扱い方
いくら手の保湿を行い、栄養に気をつけたとしても、手の扱い方が雑だとどうしても爪は割れやすくなります。
・カバンの中をがさがさ漁る
・よく手や指先をぶつける
・ビニールを爪で引きちぎる
などなど、爪にダメージを与えるような振る舞いをしていませんか?
爪はいつも爪母を守りながら表面に傷がたくさんついていくため、それが重なると爪は割れてきてしまいます。
二枚爪は爪の一層だけが禿げていることを指しますが、上記の乾燥などに加えて、爪表面に傷がたくさん入っていることが原因です。
手の扱い方には十分気をつける必要があります。
普段ついやってしまうさまざまなことが爪のダメージとなり、割れや欠けにつながります。
特に傷みやすいこの時季、爪が割れないように気を付けましょう。
執筆者
大門和歌
株式会社Free Style 代表取締役
オーナーネイリスト/セミナー講師/経営コンサルタント
現役ネイリスト兼経営者。
大学在学中から大手サロンのネイリストとして活躍。
4年勤務後、独立して3ヶ月で予約の取れないサロンに成長させる。
自爪育成をしながら爪本来の形を綺麗にすることをモットーに、多くのファンを獲得。
現在はまつ毛・エステが同時にできる総合美容サロンの経営をおこなう。
同時に経営コンサルタントとしても活躍し、集客やスタッフ育成に悩むオーナーのサポートをしている。
Instagramフォロワー1.4万人。
日本ネイリスト協会認定講師。
株式会社Free Style
配信: キレイ研究室
関連記事: