RealStyleにも度々登場するJeepオーナー・藤村育三さんによるコラム『オフロードで行こう!』がスタート!Jeepと言えばオフロード性能だが、実は日々の生活の中にも色々なオフロードがある!?第七弾となる今回は【オフロードな健康論①】。
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遊びの達人であり、YJ-JK-JLと『ジープ ラングラー(Jeep Wrangler)』を3代乗り継いできたJeep乗りの藤村育三が、自由・冒険・本物・情熱など、7スロットグリルが象徴するものを「オフロード」という独自の切り口で語る。
第七回は「オフロードな健康論」。人と違うオフロードな生き方は楽しい! その分普通の人がやらない自己管理もしっかりしないとね。今回も世の中の考え方とはちょっと違うかもしれないが、本質を語っていきたい。
▲Jeepにもサポートしてもらった550kmのレース。これをできたのも普段からの健康貯金があったから。SUPの上に必要なものを全て積んでひたすら昼も夜も漕ぐ、79時間かけてゴール。
そもそも健康は手段であり目的。
僕の行動原理である。子どものときからの信念「遊んで暮らしたい」は50代になった今でもそのまま(笑)。一生楽しく遊びたい! そのために健康は必須条件、逆に健康を目的とすると人生はちょっとつまんないな、って思う。
たまには健康を害してでもやらなければいけない時もある
真剣に生きていればかなり無理をしないと超えられない局面がある。新しい社運をかけたプロジェクトだったり、信念をかけたチャレンジなどには多少健康を犠牲にしてでも立ち向かいたい。ただそのために日常は健康でいて心身を整える。言ってもそんな局面は1年に1回あるかないかでしょ。
▲BEAST Training Colosseumをオープンするまでの3ヶ月間、朝6:00~12:00はデザインなどの通常業務、12:00~18:00はジムをオープンするにあたってのプラン、ブランディング、マーケティング、ビジネスプラン、制作物など。18:00〜23:00は実際にジムの工事や施工、毎日1日20時間働く生活を2~3ヶ月間続けた。覚悟を決めた情熱と健康があったからできた。
▲木工やトレーニング器具などは自分で作った。資材や工具なども相棒のラングラーに積んで色々な所から運んできた。ワークホースとしてもJeepは頼りになる。
今の世の中、オンロードにいるほとんどの人がこの逆なんじゃないかな? 日々の何でもないことで自分の健康を蝕んで生きていて、いざって言う時に踏ん張れないかポキって折れちゃう。
僕はここぞっていう時に思いっきり踏ん張れるように健康を手段として日常を整える。そして局面を乗り切ったときには思う存分体を労って休む。健康を目的にしちゃうと、これ以上やると体に悪いからほどほどにしようと思って真剣なチャレンジがしづらい。健康だけを目的に生きる人生ってつまんない。お金も同じ、お金も健康も手段!
生活のために稼がないといけないし、家族や人間関係もあるし、日常を過ごすだけでいっぱいいっぱいだと思う。そんな中で何か新しいチャレンジ(オフロードにでる!)をしようとしたら一番のロケットエンジンの燃料は「健康」。
▲もちろん、お金と健康を一番の目的に生きるスタイルも素敵だしあってもいいと思う。だけど僕はそういう人たちと一緒に遊んでいてもつまんない、それ以上に彼らにとって僕はどうでもいいつまんない人だろうけど(笑)。仲間たちとサンセットの中、SUPでクルージング。
▲サーフィンは僕の肉体的にも精神的にも健康の基礎!
この3つでしか作れない健康、その3つとは?
富と地位と権力だ! っていうのは冗談で、本当は運動、食事、睡眠の3つの要素。またまた当たり前過ぎる話ですがこの3つでしか健康は作れない。しかもこの順番にも意味がある。
シンプルに野生動物で考えてみよう。彼らは狩り(運動)をしないと食べられない、食べたら内臓がしっかり消化できるように休む。
そう、運動、食事、睡眠、このバランスをしっかり作ることでしか健康は作れない、運動が少ししかできないなら食事を減らせばいいし、たくさん食べたり運動したらしっかりと睡眠も取る。この3つを頂点とした綺麗な正三角形を作るイメージ。小さくても大きくても綺麗な正三角形のほうがいい。
▲こんな遊びができるのも普段からこの3つの要素を整えているから。ラフティングと一緒に激流をSUPで川下り。
▲常に僕のジープのラゲージルームは遊び道具でいっぱい。
この3つのバランスが崩れると病気になりやすい。とくに運動もしないで食べて、食べたのにきちんと休息を取らないでまた食べる(まあほとんどの現代人がこれだと思う)。この3つの要素が全部「食べる」になるとかかりやすい病気がガン、漢字で書くと「癌」、「口」が3つある人(食べてばかりで運動しないで睡眠の質も低い人)がかかる病っていうのが昔の人が言ってたことだが、本質をついてるなと僕は思う。
▲20代30代はいい波を求めて世界中を一人で旅してた。ヘタくそだったけど、いやヘタくそだったからこそいい波を探してた(笑)。世界中を旅しているうちにパプアニューギニアの政府観光局の人と出会い、そこからまた仕事が広がったりもした。
▲僕の目的は人生を思いっきり楽しむこと、その手段としての健康を維持するために実はお金はかからない。意識を変えるだけ。そういう僕も20代のころはかなり不健康な夜型の生活をしていた。体の使い方が下手だったから怪我もおおかった。師匠に出会い健康の作り方をならってからさらに人生が面白くなってきた。
健康食にお金をかけるより、タダでできる4つの本当にいいこと。
世の中、何を食べるべきか? 何を食べない方がいいのか? こればっかり沢山語られる。もちろん企業がヘルシーフードやサプリ、薬などを沢山売って儲けるために。
僕が大切にしてるのは「何を食べるか」より「どう食べるか?」
1.腹が減った時にだけ食べる。
2.姿勢よく食べる。
3.よく噛む。大体一口40回〜50回。
4.腹七分。
この当たり前すぎる4つを守れば好きなものを食べても太らない。
▲実際に僕はハンバーガーとピザが大好き!3日に一回はハンバーガー、晴れたら屋上で肉を焼いて、仲間が集まればハンバーガーを作る。好きなものを好きな時に食べる!さらにスイーツ大好きおじさんなので、都内ホテルのスイーツビュッフェにもよく行く。僕の人生を楽しむ要素にハンバーガーやパフェなどのスイーツが大きな割合を含んでいるので、どうやってこれらを楽しんで健康を維持するかを貪欲に研究している(笑)。こんなバンパーガーステッカーを作りたいくらい。
It’s not about What you eat, HOW YOU EAT that matters.
では、この4つの「どう食べるか?」を紐解いていきます。
1.腹が減った時にだけ食べる
この話をすると「当たり前でしょう!」ってみんなツッコミます。けどよ〜く考えてみてほしい。ほとんどの人が「12時になったからランチ食べよう」ってなってない?
腹が減ったから食べるのではなく、時間になったから食べる。体は腹減ってないのに、頭が「あっ12時だ!ランチタイムだから食べないと!」って“腹減ったフェイク信号”を送る。
僕は本当に腹が減ったかどうか、フェイク信号の頭の声と体の声を聞き分けるようにしている。
そして腹が減った時にだけ食べる。
運動もしてないのに、決められた時間に餌を与えられる家畜にはなりたくない。野生動物は腹が減ってから狩りにでて、獲物が取れた時にだけ食べられる。これが生き物の本質、原理だと思う。
現代社会でこんなこと言うのはかなりずれてるけど、タイトルを見てほしい! だから「オフロードな」健康論、(笑)。けど、世の中が企業の利益第一主義に走った健康論ばかりな時代、オフロードな健康論の方が逆に本質をついてるでしょ。
▲大前提としてコンビニの弁当とかは食べないし、好き嫌いがなく偏食がないっていうのは基本的なこと。子どものころ食べものの大切さをきちんと大人から教わったので好き嫌いは全くない、世界中どこに行っても現地の食べ物をなるべく楽しむようにしてる。写真はフィリピンの小さな島の漁村で見つけた波。
2.姿勢良く食べる
どんなヘルシーなものを食べても、猫背で姿勢が悪いと内臓が圧迫された状態で食物が体内に送り込まれる。内臓が圧迫されて萎縮した状態でいい仕事ができるはずもなく内臓が疲れて下がってきて太る。姿勢良く内臓をきちんと伸ばして状態で食事すると消化もしやすく、本来の適量で体が満足する。
足を組んで、猫背で、肘をついて、スマホ片手に食べるのが一番の肥満への近道。なにより見た目もダサすぎでしょ(笑)。「姿に勢いがある」と書いて姿勢。オフロードな生き方は食べ方から始まる。
▲僕は食事の時も運転の時も背もたれをほとんど使わず、寄りかからずに背骨を立てる。とくにサーフィンに行く時の1〜2時間の運転はずっとこの姿勢、運転の時間がウォームアップになるし。なにより姿勢がいいので安全運転につながり、内臓も伸びる、お金もかからないでできる健康法。一石四鳥!
3.よく噛んで、4.腹七分
よく噛んで、食べ物を細かくして唾液としっかり交わらせ、内臓が仕事しやすい形にして体内に送り込む。試しにこれを読んだ次の食事、一口40〜50回くらい噛んでみてほしい。きっと今まで食べていた量の60〜70%で満足する。それがあなたの本当に必要な食事量。
体が満足した以上のものを食べる野生動物はいない。常に野性を自分の中に持つ。これもメインロードを外れて自分の道を突き進む人には大切なこと。
▲次回はオフロードな健康論+トレーニング論、オフロードな人生を送るために何をどう鍛えるか?を語らせてほしい。
次回は引き続き「オフロードな健康論」
次回も「オフロードな健康論」のつづき! 「シックスパックについて」、「筋肉ではなく野性を鍛えるトレーニング」、「サプリやプロテインについて」を真剣に説明する。50代でもお腹を割るのって実は簡単。そもそもトレーニングしてお腹を割ろうっていう考え方がおかしい!?
コラムVol.1はこちら!
コラムVol.2【オフロードな思考】はこちら!
コラムVol.3【オフロードな贅沢】はこちら!
コラムVol.4【オフロードなビジネス前編】はこちら!
コラムVol.5【オフロードなビジネス後編】はこちら!
コラムVol.6【オフロードな仲間たち】はこちら!
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Main Photo:安井 宏充(Weekend.)
Text&Photos:藤村 育三
投稿 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.7【オフロードな健康論①】 は RealStyle by Jeep®(リアル・スタイル by ジープ) に最初に表示されました。
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