過酷な状況で暮らしていた野良猫の3年後の姿とは——。
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@kotakotakotaneさんの愛猫・こたねちゃん(撮影時、推定1才)。こちらの写真は、野良猫だったこたねちゃんを保護する前に撮った一枚だそうです。
飼い主さんに話を聞くと、こたねちゃんとの出会いは2020年秋頃のことだったそう。飼い主さんは家の近くを歩くこたねちゃんを目撃したそうですが、当時のこたねちゃんはかなり痩せていたのだとか。警戒心が強く、声をかけても逃げてしまったといいます。
こたねちゃんのことを心配に思っていた飼い主さんでしたが、それから1カ月後に遠くを歩くこたねちゃんを再び目撃したのだそう。そのときのこたねちゃんの姿を見て、飼い主さんは一時的にでも保護できないかと考えたそうです。
飼い主さん:
「再び出会ったこたねはさらに痩せ細り、背中や足に大怪我を負っていたんです。たまたま家にあったキャットフードをお皿に出して外に置くと、こたねはすぐ食べに来てくれて。そこからは、ほとんど毎日顔を出してくれるようになりました。ごはんや猫ちゃん用のミルクを飲み、ほんの少しずつでしたが、怪我の状態も良くなっているように見えました。ただ、もともとの怪我の状態がとても酷かったため、動物病院に連れて行かなければと。
幸い、こたねは洗濯ネットにおとなしく入ってくれたので、そのまま動物病院に行き治療を受けました」
怪我を負っていたこたねちゃんの治療をすることができた飼い主さん。一時保護したこたねちゃんの今後については悩んだとのことですが、飼い主さんは自分でこたねちゃんを育てることを決意。そのまま家族として迎え入れたのでした。
こたねちゃんは現在4才に 最近は上手に甘えられるように!
こたねちゃんを家族に迎えて3年が経過し、こたねちゃんは推定4才(取材時)になりました。外で生活していたころのこたねちゃんは、「目つきがキツい印象」だったそうですが、家族に迎えてからは「とても優しくて穏やかな表情」になったのだとか。
そんなこたねちゃんは、人と“おしゃべり”が大好きなコに成長したとのこと。現在のこたねちゃんについて、飼い主さんはこんなエピソードを話しています。
飼い主さん:
「話しかけると必ず返事をしてくれて、おしゃべりが止まらなくなります! 声をかけてなくても話しています(笑) 最近は甘え方を覚えてくれたので、頭突きやスリスリもできるようになりました。また、お迎え当時は肉球を怪我していたため、高いところに登ることができず、走るスピードも遅かったですが、今では肉球もすっかりキレイに。
キャットタワーに登れるようになり、集中しておもちゃで遊べるようになったりと、嬉しい姿を見せてくれています」
こたねちゃんは「かけがえのない存在」
外の過酷な状況で暮らしていたこたねちゃんは、飼い主さんと出会えたことで「ずっとのおうち」を手に入れました。最後に、飼い主さんはこたねちゃんとのこれからについて、こんな思いを語っています。
飼い主さん:
「こたねはいつも私を支えてくれて、笑顔にしてくれます。本当にかけがえのない存在です。こたねにずっとずっと幸せを感じてもらえるように、これからも大切に育てたいと思います!」
写真提供・取材協力/@kotakotakotaneさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。