気になる肌荒れを治すには?効果的な薬の特徴や選び方を薬剤師が解説

気になる肌荒れを治すには?効果的な薬の特徴や選び方を薬剤師が解説

保湿作用を含む薬

カサカサした乾燥肌には、ワセリンやヘパリン類似物質など、保湿作用のある薬を使用するのがおすすめです。その際に重要な、ワセリンとヘパリン類似物質の使い分けも覚えておきましょう。

ワセリンは、皮膚の保湿効果は低いものの、皮膚に油膜を張り、肌の水分を逃さないはたらきがあります。一方、ヘパリン類似物質は血行を促進し、保湿にも優れているほか、抗炎症作用もあわせ持っています。ヘパリン類似物質はクリーム、ローション、フォームと種類も豊富です。(※1)

抗ヒスタミン薬を配合

抗ヒスタミン薬は、アレルギー反応を引き起こす原因であるヒスタミンのはたらきを抑える薬です。皮膚のかゆみや赤みを抑える効果が期待でき、肌の荒れや湿疹などに使用されます。

なお、内服薬の場合は眠気や集中力低下があらわれる場合があるため、医師や薬剤師に相談のうえ服用し、服用時は自動車の運転などは避けてください。(※2)

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