M-1審査員外れた山田邦子が「今田君も代えたほうがよかった」持論の根拠

 漫才日本一を決める「M-1グランプリ2024」(テレビ朝日系)の審査員から外れたタレント・山田邦子が自身のYouTubeチャンネルを更新。現在の心境を語るとともに、同大会の司会変更を勧める一幕もあった。

 12月15日に発表された今大会の審査員には、活動休止中のダウンタウン・松本人志、サンドウィッチマン・富澤たけし、山田の名前がなく、代わりにオードリー・若林正恭やNON STYLE・石田明、かまいたち・山内健司、アンタッチャブル・柴田英嗣らが加わった。

 これについて、山田は動画内で「審査員を2年間やらせていただきましたけど、今年は入ってなかった〜」「松ちゃんが出ないということもあって、私もね。そうすると、なんか重鎮枠がなくなっちゃった感じはありますけども」と言及。富澤については「サンドウィッチマン、真面目だね。富澤くんはちょっと1年休んでみたいっていうかね。自分も現役だからでしょうね」と本人から辞退した可能性を示唆し、「で、私だけなんかカッコ悪くない? やりたかったのに(笑)」と本音を漏らしていた。

 それだけで終わらないのが、山田らしさだ。M-1審査員のメンバーチェンジに伴い「ここで司会も代えた方がよかったんじゃないかな、とチクリ」と、2003年から20年も司会進行を務める今田耕司も変更するべきだったと提唱。

 その理由として「やっぱりスゴいメンバーが(審査員に)入ってるじゃないですか、しゃべれる。若林君だって天才だし、柴田君だって、山内君だって、石田君だって。そういうしゃべれる人たちがしゃべりづらい。審査員の間(ま)で振られてくるから。まぁ、そうじゃないとグチャグチャになっちゃうのかもしれないけどね」と、審査員にとってのやりづらさもあるようで、「私がもしスタッフなら(司会も)全取っ替えしたかもね。なんちゃって」と話していた。

「今田はこれまで審査員を務めてきた中田カウスやオール巨人、上沼恵美子、大竹まこと、松本といったクセのある大御所タレントたちを巧みに操り、スムーズに大舞台を取り仕切ってきましたが、今回の一新により、審査員の平均年齢が約5歳若返りました。そうなると、今田のほうがどの審査員よりも芸歴が長い先輩となり、この構図は2003年に西川きよしが司会を務めて以来、初めてのことです。山田はそうした関係性が、審査員のやりづらさにつながる可能性もあると考えているのかもしれません」(テレビ誌ライター)

 とはいえ、審査員と同時に司会まで“全取っ替え”となれば、さすがに別番組のような印象を与えかねない。来年以降の人事にも注目が集まることになりそうだ。

(木村慎吾)

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