「高校時代、ひとりで乗った高速バス。泣き続ける私を見かねた運転手が、休憩時間に...」(埼玉県・40代女性)

「高校時代、ひとりで乗った高速バス。泣き続ける私を見かねた運転手が、休憩時間に...」(埼玉県・40代女性)

埼玉県在住の40代女性・かーたんさんが高校2年生だった時のことだ。

林間学校へ向かうバスから降りた彼女は、思わぬ訃報を聞きすぐに自宅にとんぼ返りすることに。

ひとりきりで高速バスに乗っていると、涙が止まらなくて……。

<かーたんさんからのおたより>

当時高校2年生だった私の林間学校の1日目のことでした。

埼玉県内の高校から長野県まで学校のバス向かい、到着した矢先に先生から同居する祖母が他界したとの知らせを受けました。

腰が抜けてその場にへたり込んだのを覚えています。

すぐに高速バスで帰ることになったけど…

先生方の計らいで直ぐに高速バスを手配していただき、それに一人乗り込みとんぼ返りすることに。

まだ高校生の私は親族の不幸を経験するのが初めてで、涙をこらえることが出来ず、バスの中しくしくと泣き続けました。

それを見かねたのでしょう。途中の休憩タイムに外へ出て深呼吸し息をついていると、運転手の方がジュースを片手に「元気だして」と声をかけてくださいました。

そこで人の優しさに触れ、無理矢理でも笑顔になることが出来ました。

今でも忘れられない瞬間です。

45年以上生きてきて、笑顔の大切さ、笑顔の素晴らしさ、笑顔の力を実感している今にち。

あの時、ちゃんとお礼を伝えられたのか記憶が曖昧ですが、あの時の高速バスの運転手さん、改めてありがとうございました。

私に親切にしてくれた分、運転手さんに笑顔の瞬間がより多く訪れますように。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない……。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。

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