「M-1」新審査員の“審査傾向”を分析…“9人体制+若返り”が追い風になるコンビ名

「M-1」新審査員の“審査傾向”を分析…“9人体制+若返り”が追い風になるコンビ名

漫才日本一を決める『M-1グランプリ2024』が、ABCテレビ・テレビ朝日系で12月22日に生放送される。

今年の審査員は9人

今回の『M-1グランプリ』は第20回の節目で、審査員も顔ぶれが大幅に変わり、石田明(NON STYLE)、海原ともこ(海原やすよ ともこ)、柴田英嗣(アンタッチャブル)、哲夫(笑い飯)、博多大吉(博多華丸・大吉)、塙宣之(ナイツ)、山内健司(かまいたち)、礼二(中川家)、若林正恭(オードリー)の9人。山内、若林は、初めて決勝大会の審査員を務める。

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昨年と比較して審査員を外れたのは、松本人志(ダウンタウン)、山田邦子、富澤たけし(サンドウィッチマン)。審査員の平均年齢は約5歳若返り、歴代王者たちが審査した2015年と同じ9人審査を採用する。

果たして、今年の審査員の顔ぶれはどのコンビに有利に動くのだろうか、また新9人体制は機能するのか? 元テレビ局スタッフが、決勝に進出したコンビではなく審査員を勝手に論評したい。

外れたサンド富澤を残念がる声

まず、審査員を外れた3人の中で、もっとも驚きなのがサンドウィッチマン富澤だ。

現役の漫才師である富澤は、これまで審査員を務める中でおもしろい得点をつけてきた。2022年の最高得点はさや香の97点で、2023年はヤーレンズの97点と優勝コンビのウエストランド以外の2組を評価。いい意味で、場を荒らす採点を行っていて、視聴者にはおもしろい審査員だった。

本人は昨年大会の終了後にラジオ番組で“審査員を休みたい”旨を発言していたので今回は外れたのかもしれないが、芸人としても絶大な人気があるだけに、SNSで寂しがる声が多く書き込まれた。

そんな富澤に変わって新たに選出されたのが、柴田、山内、若林なのだが、もっとも注目すべきはオードリー・若林正恭だ。

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