伊藤詩織さん監督映画めぐる双方の主張は?  元代理人は「承諾ない部分は修正を」、監督側は「指摘は不正確」と反論

伊藤詩織さん監督映画めぐる双方の主張は? 元代理人は「承諾ない部分は修正を」、監督側は「指摘は不正確」と反論

●ホテルと伊藤さんの問題と、ホテルと西廣さんの問題は、別だという主張

伊藤さん側の見解としては、ホテルとの間で伊藤さんと西廣弁護士は誓約書にサインをしているが、ホテルと伊藤さん、ホテルと西廣弁護士、2つの約束が生じているという解釈だ。

伊藤さんがホテルから承諾を得られないことは、あくまで伊藤さんに責任があり、そのうえで映像が使用されたとしても、西廣弁護士の責任は問われず、西廣弁護士が伊藤さんにホテルとの約束を守らせるいわれはないのだという。

神原弁護士と師岡弁護士は、弁護士として、依頼者の守秘義務を守ることは絶対であり、今回の記者会見でのうったえの中に、その絶対的な原則を超える理由は見つけられなかったとしている。

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