部屋をきれいに保つための仕組みやルールづくりを提案
また本書では、「ビジネスにも役立つ!掃除の習慣化メソッド」を提案。かつて、まったく整理整頓のできなかった根原氏が片づけに目覚めたきっかけは、ビジネス番組『ガイアの夜明け』を視聴していて、赤字だった会社が3S(整理・整頓・掃除)を実行し、黒字化していく様子を見たことだったという。
その時根原氏が気づいたのは、部屋をきれいに保つためには、スキルだけでなく、片づけを習慣化するための行動変容も大切だということ。そのために何より大切なのが、仕組みづくりとルールづくりだと考えた。
会社にしっかりとしたルールや規則があって、事業成長していくように、家の中にも仕組みとルールを定めることで、いつもきれいな状態が維持され、家族全員が心の平穏と時間のゆとりを持てると考えている。
著者・根原典枝氏を紹介
1972年生まれ、沖縄県うるま市出身の根原氏は、20代でフィニッシングスクール西大学院に入学し、茶事文化への興味からイギリスを訪問。現地での暮らしの質の高さに感銘を受ける。
帰国後、ブライダル業界に就職するも、片づけられない生活が原因で仕事の効率に悩む。その後、結婚・出産を経て、片づけの重要性に気づき、実践を開始。2010年に、片づけで悩む女性をサポートするため、暮らしかたらぼを設立した。
根原氏は、以下のようにコメントしている。
「片づけを成功させるために大切なことは“しっかりと目標設定”し、“片づけを習慣化”することです。多くの人は目的やメリットが明確でないまま始めてしまうため、途中で挫折してしまいがちです。
かつて“片づけられない女”だった私自身も失敗の連続でした。しかし、何事も目標を定めて挑戦し続けると、失敗したとしても原因を追究し、解決策を見つけ、前に進むことができます。
私の失敗から得た知識やスキルを皆様に知っていただくことで誰もが整理・整頓・掃除ができるようになり、毎日を心穏やかに過ごせるようになっていただければ嬉しく思います」
配信: STRAIGHT PRESS