川口工業高校掃除部とひまわり特別支援学校
川口工業高校掃除部は、校内・地域の清掃を部活動として行い、注目を集めている。12月1日(日)には、高校生がゴミ拾いを競い合う「スポGOMI甲子園」全国大会で優勝に輝いた。
ひまわり特別支援学校は、学部が肢体不自由教育部門と知的障害教育部門に分かれており、清掃業は掃除内容をマニュアル化しやすい点などから、知的障害のある生徒に選ばれる就職先の1つ。同校にも「アミューズメント施設の清掃スタッフになりたい」、という目標を持つ生徒がいるという。
“掃除”が2校の友好をつないだ交流会
今回行われた交流会には、ひまわり特別支援学校の知的障害教育部門高等部1年生8名と、川口工業高校掃除部9名が参加。交流会はひまわり特別支援学校の先生の進行で行われ、自己紹介の後、3チームに分かれて30分間でどれだけのゴミを拾えるかを競った。
生徒たちは、小さなゴミも見逃さないよう見てまわり、
落ち葉の中にタバコの吸い殻が見つかることも。
集めたゴミの重さによって1位~3位が決定し、チームの順位が発表されると生徒がガッツポーズで喜ぶ場面もあったそう。賞状は、参加した生徒全員に授与された。
ひまわり特別支援学校の先生は、「交流会の前日、ひまわり特別支援学校の生徒はゴミ拾いのルートを確認していた。そのおかげで掃除部の生徒を先導しながらゴミを拾うことができた。一方ではゴミの分別を教えてもらって、2校の生徒が互いに助け合っていた。みんな楽しんでいた。また来年も機会があれば交流したい」とコメントしている。
“掃除”が2校の友好をつないだ今回の交流会。今後も、日常清掃協会の取り組みや、両校の活動に注目だ。
日常清掃協会:https://nisseikyou.or.jp
(佐藤ゆり)
配信: STRAIGHT PRESS
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