側溝で泥まみれになり鳴いていた子猫を保護→1才の現在、家族を明るくする「元気いっぱいなコ」に成長

側溝で泥まみれになり鳴いていた子猫を保護→1才の現在、家族を明るくする「元気いっぱいなコ」に成長

あと少し保護が遅かったら、どうなっていたかわからなかったかも——。
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@nekoneko_ninjinさんの愛猫・モフくん(取材時1才)。モフくんは、飼い主さんが保護したコでした。猛暑が続く夏のある日、モフくんは小さな体で必死に鳴いて助けを求めていたようです。

飼い主さん:
「自宅付近で尋常ではない猫の鳴き声が聞こえ、心配になり探しに行きました。すると、側溝の中で泥まみれになりながら、母猫を求めて必死に鳴いているモフくんを見つけたんです。近所の方から『小学生の男の子たちがどこからか捕まえてきて置いていってしまって、それ以来ずっと鳴き続けている』と聞き、いても立ってもいられずその場で保護を決意しました」

あと少し保護が遅ければ、命が危なかったかも……

保護してから最初の3日間、モフくんは不安からかずっと鳴き続けていたそう。猛暑の中で鳴いていたため、声がかなりかすれてしまっていたといいます。

飼い主さんがモフくんを動物病院につれていくと、獣医師から「保護が遅ければ、夏の暑さと空腹に耐えられなかったかもしれない」と言われたそう。体重もとても軽く、か弱いモフくんを保護できて心からよかったと、飼い主さんは振り返ります。

飼い主さんの家で暮らすことになったモフくんですが、保護してしばらく経過しても母猫の姿を探しているのか、目を覚ますたびによく鳴いていたそう。飼い主さんには、その声が「寂しい、寂しい」と鳴いているように感じたといいます。

鳴くたびにあの手この手であやしてみるも効果が薄かったようですが、試しに「ヒョウのぬいぐるみ」を渡してみると、驚くことに効果抜群だったようです。

飼い主さん:
「ヒョウのぬいぐるみを母猫だと思ったのか、ピタリと鳴き止んでゴロゴロと喉を鳴らし、安心して寝ることができるようになりました。そのぬいぐるみは、成長した今でもモフくんのお気に入りです」

天真爛漫で、猪突猛進な性格のモフくん

飼い主さんの家には、2匹の先住猫が暮らしています。モフくんのひととおりの検査とワクチン接種を終えてから先住猫たちと対面させてみると、微笑ましい光景が見られたといいます。

飼い主さん:
「ヒョウのぬいぐるみを与えたときもそうでしたが、モフくんは同族の猫が本当に大好きなコのようです。先住猫たちにも物怖じせず、喜んで引っ付いていました。フレンドリーで陽気な性格のモフくんは、先住猫を見つけると『遊ぼうよ! かまってよ!』と追いかけてはくっついてを繰り返しています」

しつこくなりすぎると、先住猫たちから叱られることも多々あるというモフくん。ただ、「天真爛漫で猪突猛進なタイプ」なため、叱られてもまったく気にしていない様子だそうです。

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