愛犬の写真を数え切れないほど撮っている飼い主さんが多いと思いますが、そのなかでも「大切な一枚」というものがあるのではないでしょうか。
クレートの中から“ひょっこり”と顔を出しているのは、X(旧Twitter)ユーザー@kuma_chan_0407さんの愛犬・くまちゃん(取材時2才/ポメラニアン)。
こちらの写真は、くまちゃんを家族に迎えて3日目に撮影したものだそう。撮影当時のくまちゃんは、生後3カ月の小さな子犬でした。飼い主さんはこの日の出来事を今でもはっきりと覚えているといい、こんなエピソードを話しています。
飼い主さん:
「くまを迎え入れるために引っ越してまだ1週間ほどのころで、まだ荷解きも終わっていない状況でした。引っ越しの疲れと、子犬をお迎えしたことでてんやわんやで、私は結構パンク状態で……。
その状況を見兼ねた家族が『ちょっと外の空気を吸ってきたら』と言ってくれて、家を出る前に撮った奇跡の一枚がこのくまの写真です。
『我ながら可愛く撮れたな』と思い、くまの可愛さに疲れが吹っ飛びました。大切な一枚で、今でもときどき見返しています」
くまちゃんを家族に迎え、新生活をスタートさせた飼い主さん。子犬のころのくまちゃんはかなりのやんちゃっぷりを発揮していたといい、「毎日が戦いだった(笑)」とのこと。
「壁紙は剥がすし、なんでも噛じるし、絨毯や布団カバーは何度買い替えたか……」と、くまちゃんは数え切れないほどイタズラをしていたのだとか。
そんなくまちゃんは現在2才になったようですが、どのようなコに成長したのでしょうか。
くまちゃんは2才に! どんなコに成長した?
立派に成長したくまちゃんの姿がこちら。体が大きくなって、表情もおとなっぽくなった印象に。白くてふわふわの毛も美しいですね!
くまちゃんの成長について、「温厚な性格でいいコに育ったなというのが率直な感想」と話す飼い主さん。「子犬時代のやんちゃさが嘘のよう」だといい、現在のくまちゃんについてこう話しています。
飼い主さん:
「私が家事などをしていてかまってあげられないときは、おりこうさんに待っていてくれるようになりました。今では人の話をよく聞き、状況を察することができるコになったと思います。
基本的に吠えることはなく、物怖じしない性格でフレンドリーなので、どこに行っても可愛がってもらえます」
そんなくまちゃんの魅力について、こんなエピソードも。
飼い主さん:
「くまはしっぽを振ったり、お腹を見せたりすることはしないコなんです。でも、嬉しいときは全身で喜びを表してくれます。
仲良しのペットショップの店員さんにかまってもらうと嬉しいようで、ロケットのような勢いで店員さんと私の間を行ったり来たり! 私のほうに来るときは『今わたし、とっても楽しいです!』というふうに私の目を見ます。
それを何度も繰り返して少し落ち着くと、店員さんの前で“スライディング伏せ”をして、なでてもらうんです。この勢いのある行動が可愛くてたまりません」
くまちゃんは「家族でありなくてはならない存在」
くまちゃんの成長を振り返り、「慌ただしくお迎えしてから、あっという間の2年だった」と話す飼い主さん。最後に、「家族でありなくてはならない存在」だというくまちゃんへの思いを聞きました。
飼い主さん:
「『1年に一度くまと一緒に旅行に行く』という目標を決めていて、去年、今年と実現できています。くまとの思い出をどんどん積み重ねて、これからもくまに『楽しい』と思ってもらえるように一緒に過ごしていきたいです」
写真提供・取材協力/@kuma_chan_0407さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。