「のれんのまち」と呼ばれるきっかけになった染物工房。1枚と同じものがない草木染めの魅力|岡山県真庭市

「のれんのまち」と呼ばれるきっかけになった染物工房。1枚と同じものがない草木染めの魅力|岡山県真庭市

岡山県真庭市にある城下町として栄えた地区、「勝山(かつやま)」。
「のれんのまち」と呼ばれるきっかけとなった工房をご紹介します!

「のれんのまち」勝山

岡山県で最初に「町並み保存地区」に指定された勝山。


古い町並みが残る中、個性的な暖簾がたくさん!
食料品屋にはトマト、郵便局にはポスト、自動車整備工場には車の暖簾というように、お店にちなんだ色とりどりの暖簾は風情があります。

このように勝山が「のれんのまち」となったきっかけは、「ひのき草木染織工房」がかけた暖簾がきっかけだったそう。
次々と暖簾をかけたいという声があがり、作り始めて30年ほどで、100軒近くになったといいます。

ひのき草木染織工房

勝山町並み保存地区の暖簾を手掛ける「ひのき草木染織工房」。

工房の染織家、加納さんは大学で染物を勉強していたそう。
地元に戻り、勉強してきたことを踏まえながら暖簾を作り、実家の酒屋にかけたところ、町の人たちから声がかかるように。その酒屋を工房兼ギャラリーとして作品作りを行うようになりました。

現在は、暖簾をはじめ草木染めの小物を中心に展示販売されています。

鮮やかな色ですが、カイガラムシや玉ねぎの皮、コーヒー豆、よもぎなど、自然の力を借りて染めているんだそう!


1枚と同じ色がないのも面白いポイント。
好みの色合いを見つけるのも楽しみの1つです。

要予約で染物体験も可能ですよ。

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