「あなただったのね…」私の宝物を盗んだのはまさかのママ友だった…!?私が犯人の確信を得た理由は…

「あなただったのね…」私の宝物を盗んだのはまさかのママ友だった…!?私が犯人の確信を得た理由は…

息子のユウマが生後半年のころから児童館に通い始めたアイは、3人のママ友、クミ・さちえ・理沙と仲良くなりました。交流の機会が増えるにつれて仲を深めていった4人。けれどもアイは、甘えじょうずで少し強引なクミにだけは戸惑うことがあったのです……。


ある日、クミに押し切られる形で、アイの家でランチ会をすることに。新しくできたスーパーで買い物をしてからアイの家に向かうことになりましたが、クミは遅刻してきたうえに、勝手に商品を選ぶなど、やりたい放題。


アイの家に到着後ー。


アイが結婚記念日に夫からもらった高級ブランドの置物を、10万円以上する高価なものであることには反応しつつも「玄関に合わないね」と一蹴するクミ。


さらに、クミの息子のレンがやってきて、汚れた手のままユウマに触ろうとしたり、勝手に冷蔵庫を開けたり……。レンの行動をまったく注意しないクミに、アイだけでなく、理沙やさちえも呆然。片付ける時間になると、クミは「夫の夕飯の支度をしなきゃ」と言って、そそくさと帰ってしまいました。


帰ってきた夫に指摘されて、置物がなくなったことに気付いたアイ。さらに、ユウマのお気に入りのブランケットまでなくなっていたのです……。


夫とともに、ユウマのお気に入りのブランケットを探したアイ。しかし、置物同様、見つかりません。一瞬、アイの脳裏に置物の値段を「いくらぐらいするものなの!?」と興味津々に聞いてきたクミが思い浮かび疑ってしまいました。けれどもさすがに違うだろうとすぐに思い直しつつ、念のためアイは再びママ友たちにメッセージを送ります。


すると、クミからの返信を見たアイは、固まりました。クミの返信は、クミが嘘をついていることと、クミが盗んだ犯人だと、アイが確信する内容だったのです――。

犯人はママ友だと確信した理由

















ユウマのお気に入りのブランケットについて、ママ友3人に尋ねたアイ。さちえと理沙は「触った記憶はない」「今日は見てない」と言いますが、クミは「あの高級ブランドなのにシミのついてるやつね?」と返信してきました。


クミの返信を見て、愕然としたアイ。それもそのはず、毛布にシミがついたのは昨晩のこと。ユウマが吐き戻したときにできた、新しいシミなのです。今日見ていない人が知るはずがありません。


今までのクミの言動を思い出し、置物もブランケットも、すべてクミが持ち去ったのだろうと確信したアイ。メッセージで問い詰めようとしましたが、すぐさま思い直します。


絶対に置物もブランケットも取り返したいアイは、確たる証拠を得るために策を練るのでした。


◇ ◇ ◇


残念ながらクミのお話は辻褄が合わない様子。ママ友に嘘をつかれていたら、そして大切なものを盗まれていたとしたら、とてもつらいですよね。怒りとともに恐怖さえ感じてしまうのではないでしょうか。ママ友の嘘に気が付いたら、嘘を突き詰める人、周囲に相談する人、その後関わらないよう距離を取っていく人とさまざまかもしれませんね。みなさんだったらどんな風に対応しますか?

>>次の話

著者:マンガ家・イラストレーター ミント

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