猫の“一生の長さ”は飼い主次第で変わる!寿命を左右する『飼い方』4つの注意点

猫の“一生の長さ”は飼い主次第で変わる!寿命を左右する『飼い方』4つの注意点

性別や品種で異なる猫の寿命ですが、実は飼い方でも大きく左右されます。ここでは、猫との暮らしの中で気を付けたい4つのポイントを紹介。大切な愛猫と1日でも長く過ごすため、ぜひ参考にしてみてください。

3.水は定期的に交換する

猫の病気の中で最も気を付けたいのが「腎不全」です。

猫はもともと砂漠で暮らしていた動物なため、水が飲めない環境の中でも水分を有効利用できるよう、オシッコを濃縮して出せる体になっています。

その代償として、腎不全のリスクが高まったと考えられているようです。

腎不全を予防するためには、いつでも新鮮な水を飲めるようにしておくことがポイント。

水を飲んで老廃物を排出することで、腎臓へのダメージを軽減できます。水を飲まない場合にはウエットフードを与える、皿を変えてみるなど、積極的に水を飲めるよう工夫してみましょう。

腎臓は一度ダメージを受けると修復しません。水や食べ物に気を付けるとともに、排尿量や行動に少しでも変化が見られたら早急に獣医師に診てもらうことも大切です。

4.去勢手術や避妊手術をする

猫を飼うにあたって、去勢・避妊手術をするかどうかが議論の焦点にされることがあります。

しかしジョージア大学の研究結果によると、去勢・避妊手術をした猫の方が10~20%も長生きするそうです。少なくとも、寿命を延ばす上では行った方が良いといえるでしょう。

では、なぜ去勢・避妊手術を行うと寿命が延びるのでしょうか。

それは発情期の有無に関連します。猫にとって発情期は自然なものですが、一方で大きなストレスとなることが分かっています。オスはメスを巡って喧嘩するようになり、メスもまたイライラして大きな声で鳴いたりすることがあるからです。

去勢・避妊手術は、このようなストレスから猫を解放してあげることにもつながります。発情を経験する前に行うと生殖器系疾患の予防にもなるとされているため、なるべく6〜12ヶ月齢までに済ませておくといいでしょう。

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