ミシュラン ビブグルマン連続選出の人気ラーメン店「麺屋 猪一」を運営するエスエフピーダイナースは、2024年12月20日(金)、京都宇治市に3店舗目となる「MENYA INOICHI #3(メンヤ イノイチ ナンバースリー)」をオープンする。
麺と出汁文化を世界に発信するラーメン店
「麺屋 猪一」は、2013年に京都府京都市下京区にて開業したラーメン店。創業以来、「日本的な感性を現代的に再解釈する」ことを理念に、出汁とラーメンを融合させた“出汁そば”を通じて「麺と出汁文化」を世界に発信してきた。
2016年から2023年現在に至るまで、ミシュラン ビブグルマンに9年連続選出。
また2017年にオープンした「麺屋 猪一 離れ」も、開店から2021年まで5年連続でミシュラン ビブグルマンに選ばれた。
そんな「麺屋 猪一」が、世界遺産である平等院や宇治茶をはじめ、長い歴史と伝統文化が息づく街・宇治の地に初上陸する。歴史と革新が交差する地で、特別な一杯を届ける店舗として2024年12月20日(金)にオープンするのが「MENYA INOICHI #3」だ。
京都の宇治で出会う新たな麺料理の世界
日本建築の木造二階建て古民家をリノベーションした「MENYA INOICHI #3」の外観は、宇治の街並みとの共生を意識している。
暖簾を手掛けたのは、京藍染師の松﨑 陸氏。
古民家の歴史や風情を随所に残した店内には、オープンキッチンとともにラーメン屋とは思えないモダンな空間が広がる。
店舗の敷地面積も307.14㎡、坪数にして92.91坪と広大だ。そこに、打ち立ての麺を提供するために猪一初となる製麺所が作られた。
店内から見える庭園は、明治時代より敷地内に根付く松の樹木をそのまま活かしており、四季折々の風情を楽しめる。
また、「MENYA INOICHI #3」の料理は「蒸し」「包み」「炙り」の技法を取り入れている。
「蒸し」とは蒸すことであり、素材そのものの旨みを最大限に引き出す伝統技法。京都の旬野菜を丁寧に蒸し上げ、その柔らかさと深い味わいに現代の感性を添えている。
「包み」とは季節と自然の恵みを包み込む技だ。京都産の「京丹波高原豚」や四季折々の旬野菜を小麦の皮で包み、日本の自然と文化を一つの料理で調和させている。
「炙り」による香ばしい香りは、食欲を刺激する最初の一歩。京都産の黒毛和牛を炙って表面に旨みと香りを閉じ込めることで、麺やスープと絶妙なハーモニーを奏でるという。
そして国産小麦を使い、その日の気候に合わせて打ち立てた麺は香り高く、もっちりとした食感。旨味豊かな出汁と出会うことで真価を発揮する。
ちなみに、猪一オリジナルの「麺器」は、色や形の普遍性をテーマにした京都発の器ブランド「DONOMA焼き」で作られたもの。
釉薬の原材料は自然から取れるものを一から独自に調合しており、どの風景や料理にも自然に溶け込むシンプルで柔らかいデザインだ。触れた手と器の境目がなく、手によく馴染んで料理を引き立てるという。
配信: STRAIGHT PRESS