腰痛になったり、肌や血管の老化が進んだりするリスクも!?不足すると怖い栄養素って?

腰痛になったり、肌や血管の老化が進んだりするリスクも!?不足すると怖い栄養素って?

「ビタミンE」を多く含む代表的な食材

ここからは、「ビタミンE」を多く含む食品についてご紹介します。

・ひまわり油
・アーモンド
・とうもろこし油
・なたね油
・マーガリン
・マヨネーズ
・落花生

基本的には、植物油や植物性の油脂を多く含む食品中に「ビタミンE」が豊富です。

また、あまり一度に多く口にする食品ではありませんが、せん茶・抹茶・玉露の茶葉、唐辛子、ドライトマト、あゆの内臓、あん肝、魚卵(すじこ、からすみ、いくら、たらこ)などにも「ビタミンE」は多く含まれていますよ。

なお、「ビタミンE」は脂溶性ですが多くは便として排出されてしまうことから体内に溜まりにくく、通常の食事では過剰摂取の問題はありません。ただし、サプリメントなどで過剰摂取した場合には、出血が止まりにくくなったり骨量を減少させることが指摘されているので注意しましょう。

効率よく摂取するための食べ方や、おすすめの組み合わせ

「ビタミンE」は油に溶けやすいという性質があるため、油脂を含んだ食材を選んだり、油を使った料理に加えることで体への吸収率を高めることが可能です。

ただし、特定の栄養素のことばかりに目を向けて、基本の食事がおろそかになっては元も子もありません。

先述したような「ビタミンE」を多く含む食品ばかりを積極的にとるような生活が続くと、脂質の割合が高くなってしまいエネルギー過剰による肥満の心配も…。それ以外の食品にも「ビタミンE」は幅広く含まれているため、バランスよくさまざまな食品をとることを心がけましょう。

ちなみに、「ビタミンE」の抗酸化作用を期待するのであれば、ビタミンA(β-カロテン)、ビタミンCを同時にとるようにすると相乗効果が期待できますよ。これらの栄養素が豊富に含まれている食品といえば、緑黄色野菜です。

とくに健康を維持するうえでは野菜の適量摂取も欠かせないため、比較的「ビタミンE」が多く含まれるかぼちゃ、モロヘイヤ、ブロッコリー、パプリカ、ほうれん草などの緑黄色野菜も食事のなかに上手にとり入れることをおすすめします。

主食・主菜・副菜をそろえ、炭水化物・脂質・たんぱく質が偏らないような食事を意識し、そのうえでご紹介した栄養豊富な食品をとり入れるようにしてみてはいかがでしょうか。

構成/サンキュ!編集部

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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