春菊と菊菜との違い
関西方面では「菊菜(きくな)」とも呼ばれ、栽培品種と見た目が「春菊」とは微妙に異なります。春菊は太い茎から葉が枝分かれしていて、菊菜は根っこ部分から株が横に張っている特徴があります。さらに、九州では「大葉春菊」と呼ばれる肉厚で葉の切れ込みが浅い品種も人気です。最近は、苦味の少ないサラダ用春菊も出回っています。
▲冬の定番のおでんにも春菊を加えると彩りと栄養アップに。
春菊の下ゆでポイント
春菊は日本料理に欠かせない食材の1つで、お浸しは副菜の代表例。春菊を下ゆでする際は、特に茎が太めの春菊の場合、あらかじめ茎と葉先を切り分け、茎はしっかり30秒程度、葉先はサッと10秒程度という具合に時間差でゆで、冷水にさらして水気をしっかり絞ってから味付けをすると風味を生かしやすいです。葉の部分は茹で過ぎると苦味が増すので注意しましょう。下ゆでした春菊は小分けにして冷凍保存すると、風味と食感をある程度キープできます。鍋焼きうどんやおでんの具材として凍ったまま加熱すればOKです。
▲水菜はアブラナ科で、菜の花に似た花が咲きます。
配信: LASISA