入れ歯が合わない場合の調整
入れ歯の調整には検査はあるのでしょうか？
入れ歯の調整には、いくつかの検査が行われます。
まず、口腔内の診察で、歯茎の状態や残っている歯の状況を確認します。主に顎の骨や粘膜の状態、唾液の分泌量、噛み合わせの異常などを詳細に調べるための検査が行われます。検査により、入れ歯が適切にフィットするように調整が行われ、快適な使用が可能になります。
入れ歯の調整手順について教えてください
入れ歯の調整手順は、歯科医師によりカウンセリングと口腔内検査が行われ、現在の入れ歯の状態と問題点を把握します。
次に、診察結果に基づいて治療計画が立てられ、入れ歯の調整や修理が行われます。治療後には、入れ歯の試着を行い、必要な調整を行って完成させます。
また、歯と入れ歯の清掃指導が行われる場合もあります。
入れ歯は自分で調整できますか？
入れ歯は、自分で調整することは推奨されていません。 入れ歯が合わなくなったり壊れた場合、自分で修理しようとすると、かえって状況を悪化させてしまうことがあります。特にアロンアルファやボンドで接着する、自分でヤスリで削るといった行為は、入れ歯の適合性を大きく損ない、最悪の場合、入れ歯自体を使用不能にしてしまうリスクがあります。
入れ歯の調整や修理は、必ず歯科医院に依頼しましょう。
入れ歯の定期健診ではどのようなことをしますか？
入れ歯の定期健診では、入れ歯のフィット感や噛み合わせの確認を行います。
まず、入れ歯と歯茎の適合状態をチェックし、必要に応じて調整します。また、入れ歯のクリーニングも行い、汚れや細菌の除去を徹底します。さらに、口腔内の健康状態を確認し、歯茎や残存歯の状態も診察します。また、自宅でできる入れ歯のクリーニング方法については、まず毎食後に入れ歯を外して流水でしっかりと洗い流します。その後、入れ歯専用のブラシを使って、歯磨き粉を使用せずに、優しくブラッシングします。汚れが溜まりやすい部分は丁寧に磨きましょう。
定期的に入れ歯用の洗浄剤を使って、つけ置き洗浄も行うと更に衛生的です。洗浄後はよくすすぎ、乾燥させてから再装着します。
定期健診と自宅での管理により、入れ歯の清潔を保ち、口腔内の健康を維持することができます。
編集部まとめ
ここまで、入れ歯の合わない原因や調整手順について解説しました。
入れ歯の合わない原因や調整手順の要点をまとめると、以下のとおりです。
入れ歯にはいくつかの種類があり、主に保険適用の入れ歯と保険適用外の入れ歯に分けられ、さらに、金属床入れ歯、ノンクラスプデンチャー、レジン床入れ歯など、素材によっても種類が異なる
入れ歯が合わない状態とは、装着時に痛みや不快感を感じること、入れ歯がしっかりと固定されず、ずれること、食事や会話がしづらいことなどを指す
入れ歯は定期的に歯科医院でチェックをしてもらい、入れ歯の調整や修理は自己判断で行わず歯科医院に依頼することが大切
入れ歯は、適切な管理とケアで長く快適に使用することができます。 ぜひこの情報を参考に、上手に付き合っていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事の監修歯科医師
若菜 康弘歯科医師(若菜歯科医院院長)
鶴見大学歯学部大学院卒業 / 現在は若菜歯科医院の院長
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配信： Medical DOC
