【寿がきや VS 凄麺】奈良「天理ラーメン」カップ麺を徹底比較 よりウマいのはどっちだ!?

【寿がきや VS 凄麺】奈良「天理ラーメン」カップ麺を徹底比較 よりウマいのはどっちだ!?

ニンニクしっかり油脂もこってり

まずは、寿がきや食品の「全国麺めぐり 奈良天理醤油ラーメン」。

寿がきや食品は早くから「天理ラーメン」に着目しており、2009年に「全国麺めぐり 奈良天理醤油ラーメン」という現在とまったく同名の商品が出ていました。

当時の価格は税別218円だったので、現在の価格と比べると隔世の感がありますね。

スープは鶏豚ベースの醤油味で、ニンニクや辣醤(ラージャン)で刺激を加えています。

ラージャンと聞いて怖い顔でブンブン殴ってくる金色のモンスターを思い浮かべた人も多いかもしれません。「辣」という漢字も使われていていかにも辛そうですが、今回のスープはニンニクや辛味よりも醤油味重視の印象。ベースの鶏豚だしも太く感じられます。

味の濃さとコク重視で、スタミナ系としては刺激少なめでした。

とはいっても、ニンニクのパンチはしっかりあり、スタミナ系のラーメンらしい仕上がりです。

スープ表面の豚脂系の油脂が多めで、こってり感も強め。

辛さはピリ辛程度でちょっと物足りないと思われるかもしれませんが、ニンニクの効いた濃い味のスープはスタミナ系と名乗る資格を十分に有しているでしょう。

惜しみなく投入された白菜に感動

麺は中太程度のノンフライ麺。

メーカーサイトでは「細めん」と説明されていますが、筆者にはそんなに細くは見えませんでした。

縮れがついた丸麺形状で、「天スタ」より「彩華」の麺に近い形状です。

濃い味のスープに対し麺も太めで主張が強く、両者のバランスが取れていました。

具は、白菜、ニラ、唐辛子。最近はスーパーで白菜を買うとすごく高くて困るのですが、このカップ麺では惜しげもなくたくさん入っています。

肉系の具がないのはさみしいものの、これだけたくさん白菜が入っていると「天理ラーメン」らしさを強く感じることができました。

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