あっさりなのに刺激しっかり
続いては、ヤマダイの「凄麺 奈良天理スタミナラーメン」。
「凄麺」からは現在、ご当地麺だけで28種類も商品が出ており、今回の「奈良天理スタミナラーメン」もそのひとつ。
中にはなりマニアックなご当地麺も再現されており、天理ラーメンはその中ではメジャーな部類となります。
こちらは2017年に初登場した商品なので、2009年生まれの「全国麺めぐり」天理ラーメンに比べると歴史は浅いですが、それでも十分にロングセラー商品です。
スープは豚骨ベースの醤油味で、ニンニクや豆板醤で刺激を加えてスタミナ系の味に仕上げてい
ます。
ベースはやや白濁で豚骨強め。
非常にあっさりしていて醤油味も穏やかで、もっと黒くて醤油味もだしも強かった「全国麺めぐり」とはかなり異なった味となっています。
豆板醤や唐辛子の辛味、そしてニンニクのパンチは「全国麺めぐり」に比べて強めで、あっさりベースながらパンチのある味。辛さは中辛~辛口程度といったところです。
この白菜がすごい2024
「全国麺めぐり」はベース部分の濃さと油の多さで「彩華」の味に近く、「凄麺」はあっさり味で豚骨ベースなので「天スタ」の味に近いようにも思えますが、辛味やニンニクの強さは「凄麺」の方が「彩華」に近い印象で、ねじれた構図です。
麺は中細でストレート形状のノンフライ麺。
縮れのついた「彩華」よりストレートの「天スタ」に近そうですが、お店に比べて細いです。
あっさりベースのスープに対して細めの麺は相性が良く、スープを引き立てつつ麺の甘みもそれなりに主張できていました。
具はフリーズドライブロックの白菜とニラ。
白菜の量が多い上にカットが大きくてシャキシャキ食感。お店のような炒め感はないものの、食感は「天スタ」の白菜に近いです。
「全国麺めぐり」の白菜も良かったですが、「凄麺」は量が多くて大切りで食感も素晴らしく、さらに上を行っていました。
具に加えて、「後入れかやく」に唐辛子が入っています。
スープだけでも十分辛いですが、唐辛子を加えることでその辛味に唐辛子の立体的な風味を加えて説得力を持たせていました。芸が細かいですね。
配信: Jタウンネット