留学で体験した北欧のクリスマス文化。クリスマスツリーの定番は本物の木を切るところからスタート!

留学で体験した北欧のクリスマス文化。クリスマスツリーの定番は本物の木を切るところからスタート!

ツリーにキャンドルを灯す!幻想的なクリスマス


キャンドルに火が灯る幻想的なツリー

クリスマスディナーを食べ終わったらみんなでツリーを囲みます。
なんとなく予想していましたが、クリスマスツリーのキャンドルに火を灯していくマーン一家!
1人ずつ順番に願い事や感謝の言葉を述べながら火を灯していくんです。
初めは驚きの余りただただ見つめるだけでしたが、
薄暗い中で火の光が灯っていくツリーは本当に幻想的で、息を呑む美しさでした。

その後部屋から一旦みんなで退出し、手を繋いで歌いながらまた部屋に入ってくるのですが、なんとその火の灯ったツリーの周りを歌い踊りながらぐるぐると回ります。
暗がりの中、キャンドルの灯りにつつまれて家族で過ごすクリスマスは、溢れるような温もりと愛しさを感じるひとときでした。
ツリーの点灯が終わったら、子どもたちが待ちに待ったプレゼントの時間が始まり、クリスマスの長い夜は続きます。

長い冬を楽しむ デンマークのHyggeの文化

デンマークの文化を語る上で欠かせないのがHygge(ヒュッゲ)という言葉。
私がデンマークに実際に住み、人や文化に触れて、
その言葉の意味をぴったりの日本語で表現するのはとても難しいと感じるのですが、あえて自分の言葉で表現するなら「ぬくもりと心地良さにつつまれた豊かな時間や空間」といったニュアンスが近いかなと思います。

本物のツリーに火を灯すという一見危険に思うようなことも、実はヒュッゲの文化そのものなんだと思います。
本物の木とキャンドルの火に包まれるクリスマスの温もりは、まさにデンマークの暮らしの文化が詰まった時間。

毎年12月頃になると思いを馳せるデンマークのクリスマス。
日本ではなかなか体験できない北欧のクリスマスのエッセンスと美しさを、この記事からちょっぴり味わってもらえると嬉しいです。

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