お笑いコンビ、博多華丸・大吉の博多大吉が、かつて吉本興業の劇場で“道場破り”を連発していた他事務所のコンビに驚愕させられたことを明かしている。
大吉は、TBS公式ポッドキャスト「大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!」に東京03・飯塚悟志をゲストに招き、それぞれの芸人としてのキャリアを振り返る中、ともに“アンタッチャブルに圧倒された過去”があることが判明した。
同じ人力舎に所属する飯塚は、1年先輩にあたる山崎弘也と柴田英嗣について「(結成当初より)すでに出来上がっていて。『天使と悪魔』のネタをやって、爆笑かっさらってた」と羨望の眼差しを向けていたという。
一方、1990年に活動を開始した大吉も「95年くらいに東京に吉本が『渋谷公園通り劇場』っていうのを作って、毎週金曜日あたりに他事務所の人、もしくは地方事務所の人が出られるっていう、ランキングライブみたいなのがあって、よく行ってたの」と新人時代を回想。
そこで、「何回か一緒になったのがアンタッチャブル。ボクらもそこそこ結果出してたけど、1位は獲れんで。1位、絶対アンタッチャブルだったのよ。それで年聞いたら下やし、“なんでアンタたちこんなに上手いの?”“いつからやってたの?”って。最初先輩だと思ったの、あまりに達者だから」「本当に衝撃的だった、アンタッチャブルを最初に見た時。みんなにお見せしたい、あの時のアンタッチャブルの衝撃。本当にスゴかった、マジで。“天才現る”っていうのはこのことか…っていうくらい」と、無双状態だったのがアンタッチャブルだという。
「アンタッチャブルは1994年デビューなので、吉本の“庭”で道場破りをしていた頃はまだ結成1~2年という時期。飯塚によると、渋谷公園通り劇場だけでなく、『そういう優勝を決めるライブとかでは、まぁ優勝してました』と、まさに手がつけられない“アンタッチャブルな”コンビだったようです。そして、ちょうど結成から10年後の2004年にアンタッチャブルは『M-1グランプリ2004』を制覇。同大会も主催は吉本興業と朝日放送テレビなので、ここでも華麗なる道場破りを見せつけたことになりますね」(テレビ誌ライター)
人力舎では、アンタッチャブルと東京03のほか、すれ違いコントで一世を風靡したアンジャッシュや、脱力系漫才という新たな分野を開拓したおぎやはぎなど、多くの実力者が在籍。その中でも一目置かれる存在だったのが、吉本の芸人ですら太刀打ちできないアンタッチャブルだったようだ。
(木村慎吾)
配信: アサジョ
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