梱包代行を利用するデメリットも知っておこう
梱包代行を利用するにあたってメリットだけでなく、以下のようなデメリットがあることも知っておきましょう。
・個人情報の漏洩リスクがある
・ノウハウが自社に蓄積されない
・柔軟な対応が難しい場合がある
順番に解説します。
個人情報の漏洩リスクがある
梱包代行へ依頼する場合は顧客の個人情報を共有しなければならず、漏洩リスクがあります。
納品書の入れ違いや伝票へほかの顧客の情報を記入するなど、故意でなくとも個人情報が漏洩してしまう可能性は否定できません。
そのため梱包代行を選ぶ段階で個人情報をどのように取り扱っているのか確認し、信頼できる業者を選ぶ必要があります。
ノウハウが自社に蓄積されない
梱包業務を梱包代行へ任せると、負担が減る一方で自社にノウハウが蓄積されません。
そのため委託後に何らかの理由で再度自社で梱包業務をおこなうと、誤配送や商品の破損といったリスクが増える可能性があります。
将来的に自社で梱包作業をおこなうことがわかっている場合は丸投げせず、一部のみ委託したり梱包の現場に従業員を配置したりする工夫が必要です。
柔軟な対応が難しい場合がある
梱包代行へ梱包業務を依頼する場合は、柔軟な対応が難しい場合があるので理解しておきましょう。
一般的に梱包代行は、商品に対してあらかじめ決められた方法で梱包していきます。
そのため「ある顧客にだけはこの梱包材で梱包してほしい」「熨斗や名入れをお願いしたい」といった対応は難しく、受けてもらえてもオプション費用が発生する場合があります。
梱包作業を依頼するうえで柔軟な対応が必要となる場合は、梱包代行を選ぶ段階で事前に相談しておくとスムーズでしょう。
梱包代行を利用するときの費用
梱包代行を利用するときは、一般的に以下のような費用がかかります。
基本料金 | 事務費用や管理費用、システム利用料金などの費用 | 10,000~30,000万円 / 月 |
入庫料 | 商品を倉庫に入れる費用 | 10〜30円/個 |
保管料 | 商品を保管する費用 | 3,500~7,000円 / 坪程度 |
ピッキング料 | 商品を倉庫から取り出す費用 | 5~20円/個 |
検品料 | 梱包時に商品の品質を確認する費用 | 10〜100円/個 |
梱包料 | 商品の大きさ、種類に応じて梱包する費用 | 100〜500円/個 |
配送料 | 商品を配送する費用 | 400〜600円/個 |
資材費 | 梱包材の費用 | 20〜60円/個 |
表にまとめた費用は、あくまで一例です。
なかには保管料がかからなかったり、大型商品の場合は追加料金がかかったりする場合もあり、梱包代行によって異なりますので参考程度に留めてください。
梱包代行を3~4社ピックアップして見積もりを取り、サービスとともに自社の需要に合うか検討しましょう。
配信: コンポスのコラム