保存していたハチミツが白く固まってしまった経験はありませんか。
「腐ったのかもしれない」「もう食べられない」と思って処分する必要はありません。実は正しく対処すれば、元の状態に戻せるそうです。
本記事では農林水産省の公式サイトから、ハチミツが白く固まる原因や対処法を紹介します。
ハチミツが白くなるのはなぜ?
ハチミツが白く固まってしまったとしても、特に問題はありません。
農林水産省では白く固まったハチミツについて、以下のように説明しています。
ハチミツの主要成分であるブドウ糖、果糖のうちブドウ糖の作用によるものです。
農林水産省 ーより引用
ハチミツの成分が変化したわけではないため、問題なく食べられます。ハチミツの中でも、ブドウ糖を多く含むものが特に結晶化しやすいそうです。
なお、結晶化は15℃前後の環境下で起きやすいとされています。そのため保管場所を工夫すれば、結晶化を防げるでしょう。季節ごとに置き場所を変えるのも効果的です。
白く固まったハチミツを元に戻すには?
結晶化したハチミツが食べられるとはいえ、固まったままでは使いにくいでしょう。少々時間はかかりますが、農林水産省が推奨する以下の手順で溶かしてみてください。
1.ビンのフタをゆるめる。
2.ビンごと水の中に入れ、少しずつ熱を加えて湯煎する。
3.菜箸でハチミツをかき混ぜながら待つ。
このように対処すればハチミツが徐々に溶け、最終的には元のハチミツに戻ります。
湯煎の温度は約60℃が目安です。60℃を超えると風味や栄養が損なわれてしまうため、温度調整を徹底しましょう。
また、ハチミツを混ぜる時に使う菜箸はしっかり消毒し、雑菌の侵入を防ぐことも大切です。
配信: grape [グレイプ]