高齢男性に声をかけられて…
一刻も早くこの場を立ち去るために、とにかく急いで荷物を詰めていたところ、隣の作業台で袋詰めをしていた高齢の男性が突然、「僕、昔は先生をしていたんだけど、怒ってもいい？」と声をかけてきました。
騒がしい息子たちに対しても、静かにさせることができない私に対しても見るからにお怒りの様子……。男性から睨みつけられた私はただただ「すみません……」と謝ることしかできませんでした。
男性は何か言いたそうな表情をしながらも息子たちを叱ることなく、あきれたような様子でその場を去って行きました。
うるさくしていた息子たちや、どうにもできなかった私が明らかに悪いのですが、正直なところ男性の威圧的な態度や言葉がとても怖いと感じてしまい……。周りにいたお客さんには申し訳なかったと思いますが、あの日は息子2人を連れていくしかなく、どうしたらよかったのかいまだに考えてしまう出来事でした。
スーパーからの帰りの車内で、見知らぬ男性からお叱りを受けたことを息子たちにも話し、「あなたたちが騒がしくしていたから、ママもあなたたちも叱られたんだよ。みんな静かにしてほしいと思っていたんだよ」と伝えたところ、本当にいけないことだったのだとわかったようで素直に反省していました。この一件以降、公共の場での息子たちの振る舞いに、より一層気を使うようになりました。
著者：鬼頭いちか／30代女性。2017年と2020年生まれの男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。貿易関連の資格を多数保有。
イラスト：ミロチ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2024年11月）
配信： ベビーカレンダー（パパママ）
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