真冬に「ノー暖房」生活は可能!?暖房に頼りすぎない光熱費節約術【節約のプロが解説】

真冬に「ノー暖房」生活は可能!?暖房に頼りすぎない光熱費節約術【節約のプロが解説】

空気も水も冷たくなる冬は、夏よりも光熱費が高くなるのが一般的。特に近年は電気代もガス代も値上がりしているので、冬の光熱費がびっくりするほど高くなる家庭が出てきそうです。節約アドバイザーの丸山晴美さんは「暖房に頼りすぎない生活をすることで、光熱費は節約できます」と言います。健康的な生活を送りつつ光熱費を節約するポイントを聞きました。

みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「冬の光熱費節約術」!

実はわが家は暖房器具を使わずに冬を越しています

私は東京に住んでいますが、もう何年も暖房をほとんど使わずに冬を過ごしています。だからわが家の冬の電気代は安いんです。

なぜそれが可能かと言うと、現在住んでいるマンションの部屋が南向きでとても日当たりが良いから。関東の秋冬は晴天の日が多いので、日中にカーテンを開けておくだけで部屋全体が十分暖かくなります。

陽が傾く午後4時くらいには厚手のカーテンを閉めているので、夜寝るまで暖房いらずです。マンションは気密性が高く、狭い部屋なので太陽熱で十分。寒いと思った時は、フリースやレッグウォーマー、ひざ掛けなどを使います。

雪国育ちの私にとっては、ただでさえ関東の冬は暖かいので、冬はこれだけで十分なのです。

この方法は、日当たりがあまり良くないマンションや戸建ての場合はむずかしいですが、方法は他にもあります。暖房に頼りすぎない光熱費節約術をご紹介します。

リビングの場所は自分が決める。冬は暖かい場所に移動を

以前、真冬の寒い日に取材に行った一戸建てのお家は、リビングの日当たりが悪く、驚くほどの寒さでした。エアコンの他にファンヒーターもついていたのですが、床から冷気が上って底冷えする感じでした。

ところが、取材の合間に通された2階の小さな和室は、とても日当たりが良くてぽっかぽか。その時、「日中はここをリビングにすれば暖房代がすごく安くなるのに」と思いました。

家の中の快適な場所は、季節によって変わります。リビングだからといって、1年中そこで過ごさなければいけないルールはありません。冬は暖かい場所、夏は風通りが良くて涼しい場所にリビングを移せば良いのです。

家の中の使い方の視点をちょっと変えてみることも、節約の効果的なポイントの1つだと思います。

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