まだ新型コロナウイルスが蔓延していて、マスクの着用が原則とされていたころのお話です。2人の子どもを連れて病院へ向かう途中、見知らぬおじいさんと一緒に公共施設のエレベーターに乗ることになったのですが……。
おじいさんの衝撃的な行動
おじいさんは、大人しくしている子どもたちに「かしこいね、かわいいな」と声をかけてきました。子どもたちのことを褒めてくれて、温かい言葉をかけてくれたのはとてもうれしかったのですが、おじいさんはマスクを着用しておらず、さらにはゲホゲホと咳をしていたのが気になりました。
少し距離もあったので声をかけてくれるだけならまだ良かったのですが、おじいさんはいきなり近づいてきて、子ども2人の頭を撫で始めました。このとき、新型コロナウイルスの感染者数が急増している時期だったこともあり、子どもたちの感染対策にはかなり気をつかっていた私は驚き、そしてとても不安になってしまいました。
子どもをかわいがってくださるのはありがたいのですが、体調がすぐれないのであれば、マスクを着用したり、距離をとったりと、配慮していただきたかったというのが正直な気持ちです。自分の体調が悪いときなどは、相手を不安にさせないようにきちんと配慮しようと改めて思った出来事でした。
※2023年3月13日以降、厚生労働省より、それ以前の「マスク着用は原則不要、屋内では原則着用」について見直しがおこなわれ、「屋内、屋外を問わずマスク着用は個人の判断が基本」となる考え方が示されました。マスクの着用は感染対策に効果的である場面などに推奨すると言われています。
著者:ぴぴ/女性・自営業。2人の子どもを育てるママ。夫の自営業を手伝い、日々仕事や家事、育児で感じたことをSNSにてつぶやいている。
イラスト:いずのすずみ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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