【シェフ三國も?】15世紀からある謎のフランス古典料理!レシピ名と料理が一致しない「卵のトリップ風」とは!?

【シェフ三國も?】15世紀からある謎のフランス古典料理!レシピ名と料理が一致しない「卵のトリップ風」とは!?

世界的なフレンチの巨匠・三國シェフが、フランスでも謎の料理だとして、自身のYouTubeチャンネルで紹介していた「卵のトリップ風」。トリップとは胃袋などの内臓のことですが、15世紀から食べられている「卵のトリップ風」には内臓が一切使われていません。ではどんな料理かといえば、ホワイトソースにゆで卵を入れてオーブンで焼く、グラタンのような温かい料理。でも、これならとっても食べやすそう!謎のフランス料理に挑戦してみます!

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「卵のトリップ風」は15世紀からあるフレンチの古典料理

「卵のトリップ風」と聞いてどんな料理だろう?と思う方は多いですよね。

X(旧Twitter)で探してみると、イギリスからのポストがありました!料理本と一緒に、手作りした「卵のトリップ風」の画像を紹介していますよ。ホワイトソースのグラタンに見えますね。

トリップとはフランス語で胃袋や内臓のことなのですが、「卵のトリップ風」に、内臓は一切使われていません。代わりにゆで卵が使われています。

YouTubeチャンネル『オテル・ドゥ・ミクニ』で、三國シェフは、フランス人もなぜ内臓が入っていないのか?と疑問に思っている謎の料理だと解説。アレンジし続けて受け継がれているレシピなので、自己流にアレンジして作ってもいいと紹介していましたよ。

今回は基本の材料を使った、「卵のトリップ風」に挑戦してみます!

内臓を使わずに作れる♪「卵のトリップ風」を作ってみた!

【材料】(2~3人分)
玉ねぎ…250g 
ゆで卵…2個
カマンベールチーズ…1個
乾燥パセリ…少々
無塩バター…30g ※小さく切っておく
薄力粉…10g
牛乳…250ml
塩・こしょう…各適量 ※白こしょうがおすすめ

1. 玉ねぎを薄切りに、ゆで卵を3等分の輪切りに、カマンベールチーズを6等分にします。

玉ねぎはホワイトソースに、ゆで卵とカマンベールチーズは具として使います。

2. バターを入れたフライパンを中火で熱し、玉ねぎと塩(ひとつまみ)を入れて、玉ねぎが薄く色づく程度に炒めます。

中火で10分ほど炒めると、玉ねぎが薄く色づきました。ホワイトソースに使うので、焼き色が付く手前まで炒めるのがポイントです。

3. 2に薄力粉を加えてよく炒め、牛乳を少しずつ加えて伸ばし、塩とこしょうで味を調えて3分ほど煮込みます。

玉ねぎと薄力粉をしっかりと炒めて、粉っぽさをなくすのがポイント。牛乳を少しずつ加えて混ぜると、ダマになりにくいですよ。

塩とこしょうを適量加えて味を調え、3分ほど煮込むと、とろっとしたホワイトソースに仕上がりました。

4. 耐熱皿に3のホワイトソースを流し入れて、ゆで卵、カマンベールチーズをのせ、乾燥パセリを散らします。220℃のトースターで10分ほど焼きます。

ホワイトソースの上に、ゆで卵とカマンベールチーズをのせます。乾燥パセリを振りかけると、色鮮やかに♪220℃のトースターで表面に焼き色が付くまで、今回は10分焼きました。

ホワイトソースもカマンベールもとろっとろ!ミルキーな味わい♪

三國シェフが謎の料理と紹介していた「卵のトリップ風」が完成しました♪ホワイトソースの一部に焼き色が付きましたが、ピザ用チーズをのせていないので、グラタンのように、こんがりとした焼き色が全体に付く感じではありません。

熱々のうちに取り分けていただきます♪ホワイトソースがお皿の上で広がるくらいに、とろっとろです。

トリップ(内臓)の代わりになったという、ゆで卵からいただきます。玉ねぎの甘みが広がるホワイトソースがよく合う♪これがトリップだったら噛み応えがあるのでしょうが、ゆで卵なのでとってもソフトな食感です。

カマンベールチーズは形を保っていますが、切ってみると、中のチーズがホワイトソースのようにとろっとろ♪カマンベールチーズもホワイトソースもミルキーな味わいなので、一体感がありますよ。

「卵のトリップ風」は全体的にやわらかい食感なので、やさしい味わいのホワイトソースを食べているような気分になる料理でした。

「卵のトリップ風」をディップして味わってみた♪

とろっとろな食感の「卵のトリップ風」は、歯ごたえのある物と一緒に食べたくなりますねぇ。まずはクラッカーにのせて食べてみることに。

カマンベールチーズの部分をのせて食べると…リッチで大人っぽい味わい♪おつまみ感覚で、白ワインを合わせたくなります♪

次は茹でたにんじんをディップ。にんじんの甘さとほくっとした食感が、ミルキーなホワイトソースにぴったり。にんじんは鮮やかな色なので、「卵のトリップ風」の白色が映えますね。

こちらは生のセロリです。ミルキーな「卵のトリップ風」には、しっかりとした歯ごたえや香りがある食材が合うと思い、セロリをディップしてみました。

食べてみると、セロリのシャキシャキ感とホワイトソースのとろっと感がマッチ!セロリの独特な風味も、ホワイトソースにハーブを足したような雰囲気が出て、ヨーロッパの料理らしさがアップします。冷たいセロリに温かいホワイトソースという温度差も、口の中で楽しめました。

フランスの謎の古典料理「卵のトリップ風」はミルキーなグラタン風!

YouTubeチャンネル『オテル・ドゥ・ミクニ』で、三國シェフが謎の料理と称して作っていた「卵のトリップ風」は、ミルキーなホワイトソースがとってもおいしい、グラタン風の料理でした。

トリップ(内臓)を使うとなるとわざわざ材料を探したり、おいしく食べるために十分な下処理が必要だったりと、料理のハードルが上がります。けれど、ゆで卵なら簡単に作れるので、作り手にやさしい伝統的なフランス料理だと感じました。

このお料理でトリップが使われなくなった理由は、もしかしたら内臓の下処理が大変だったからかもしれませんね。

「卵のトリップ風」は、ホワイトソースを作ったらほぼ完成したも同然。焼きたてを食卓に出せば、寒い日にぴったりなメイン料理になりますよ。簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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