●事件現場の今
筆者は今年12月、事件現場となった川崎市内の店舗跡を訪れた。
店舗跡の目の前は、高速道路と下を連なる幹線道路。東京都大田区から神奈川県鶴見市を終点に、その先が横浜市内まで続く道とだけあって、交通量は多い印象だ。それゆえ、自動車を販売するには好立地だったのかもしれない。
閉店後は、建物の管理会社が運営しているようだが、建物内は物が一つもない、がらんとした空間が広がっており、人気は感じられなかった。
現在、切断されたオオムラサキツツジが生えていた部分には、新たな街路樹が生えており切断跡は無くなっていた。ただ、新たに植えられた部分は、奥にある背の高い街路樹とは異なり、まだ枝が細く若い木のような印象だった。
一方で、少し奥に進むと一か所だけ、本件との関係は定かではないが、切断されたままで放置されていた部分も見受けられた。
閉廷後、元役員の弁護人は取材に対して、LINEの送信は事実としつつも「(Aは)やりとりを誤解しており、勘違いしていた」と話した。
今後、罰金20万円の有罪判決が確定したAなどの従業員らが、公判で証言をする予定だ。
配信: 弁護士ドットコム