同棲後に別れるカップル
ある程度付き合いが長くなると、同棲を考えるカップルは多いはず。好きな人と一緒に暮らせる楽しみな気持ちはもちろん、「同棲して大丈夫かな」「同棲後に相性が合わないと気づいたらどうしよう」などの不安を感じている人もいるでしょう。
付き合っているときは喧嘩もなく順調だったけれど、同棲がきっかけで別れるカップルもいるのが現実。そこで今回は、同棲後に別れるカップルがどのくらいいるのか、結婚前の同棲でどのようなところを見ればいいのかなどを解説していきます。
不動産サイトアットホームを運営する「アットホーム」が「同棲」に関する調査を行いました。調査は2024年1月、全国16〜60歳の二人暮らし経験者141人を対象にしたものです。「同棲したにもかかわらず、別れた経験はある?」の質問に、38%の方が「ある」と回答しました。
同棲は、結婚に向けたステップアップのひとつです。二人で暮らすために荷物を運んだり家電を買ったり、準備も必要ですよね。それにもかかわらず、同棲後に別れる人が全体の約4割もいることから、「一緒に暮らしてみて結婚できないと気づくケース」は、特別珍しいことではないと言えるでしょう。また、同棲相手と別れた原因は、「価値観や性格の不一致」が最も多い結果でした。この調査から、同じ空間に長時間いないと価値観の違いに気付けないことが分かります。
結婚前の同棲で見るべきポイント
結婚してから後悔しないために同棲で見るべきポイントは、「生活リズム」「食事の好み」「金銭問題」「お金の使い方」「掃除の頻度」「家事の分担」などが挙げられます。
また、X(旧Twitter)には「一人の時間がどれくらい必要か」「洗濯機をまわす頻度」などの意見もありました。例えば、どちらか一方だけ濃い味付けが好き、どちらか一方だけ毎日洗濯しないと気が済まないなど、一見すると小さくて些細なすれ違いが、後々大きな価値観の違いとなるのです。
同棲すると、今までは見えなかったお互いの一面が見えます。生活スタイルや性格があまりにも違うと、同棲はうまくいきません。ただ、見えない部分を結婚前に知ることができるのは、同棲のメリットでもあります。合わない部分を知ったうえでこのまま暮らすのか、別々の道を歩むのか決められるのは、結婚前に同棲するカップルだけの特権と言えるでしょう。
配信: LASISA