亮太さんは妻の麻耶さん、9歳の息子・和馬君の3人家族。亮太さんは、5年前から麻耶さんの攻撃的な性格に悩んできました。家庭のストレスが原因で体調不良を伴う不安抑うつ状態になった亮太さんは、一度は離婚を決意。しかし和馬君や麻耶さんに真っ向から反対され、やむなく夫婦関係を続けることになったのです。ところが今度は、和馬君への言動がどんどんエスカレート。麻耶さんが暴言だけでなく体罰もしていたことを知った亮太さんは、和馬君とともに実家に一時的に非難し、今度こそ離婚を決意します。妻と決別するべく一旦家に戻った亮太さんですが、麻耶さんとの話し合いはドロ沼化。麻耶さんが包丁を持ち出し、傷害事件の一歩手前にまで発展します。妻の異常な行動に心底軽蔑した亮太さんは、あとのことは弁護士に任せることにして家を出ます。
去り際、背中越しに麻耶さんの怒号が聞こえますが、亮太さんの耳にはもう届きません。
助けを求めてすがりつく母親に、息子がひと言
家を出ようとしたその瞬間、玄関から入ってきた和馬君に亮太さんは驚愕!パニックになりながらも息子の身の安全を確保しようとしますが、追いかけてきた麻耶さんにすぐに見つかってしまいます。
しかし「こいつが家出てけって言ってくんの! 助けて和馬!」と泣きながら訴える麻耶さんに、和馬君は「触んなよ……」とひと言。これまでに受けてきた暴力や暴言を思い出し「お前なんか……母親じゃない!」と強い怒りをぶつけるのでした。
麻耶さんは、息子の和馬君なら自分の味方をしてくれるとでも思ったのでしょうか?
しかし、暴力や暴言でこれまで傷つけられてきた和馬君が、麻耶さんを助けてくれるわけがありませんよね……。今の麻耶さんが置かれている状況は、まさに自業自得。自分の行いが招いた結果です。
思いやりのある人には、誰かが必ず手を差し伸べてくれるもの。なぜひとりぼっちになってしまったのか、麻耶さんにはしっかりと自分の行いを省みてもらいたいですね。
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著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ
配信: ベビーカレンダー(パパママ)