「沈黙の臓器」だから気づきにくい 知っておきたい犬の膵炎

「沈黙の臓器」だから気づきにくい 知っておきたい犬の膵炎

肝臓や腎臓と並んで「沈黙の臓器」と呼ばれる膵臓。ダメージを受けても症状が出にくく、病気が進行して重症になることも。今回は犬の膵炎の症状や予防法について、獣医師の室卓志先生に教えていただきました。

そもそも膵臓の役割って?

膵臓は、犬の胃の下部に沿うように位置する細長い臓器です。膵臓には次の2つの働きがあります。

インスリンなどを分泌

膵臓は血糖値を下げるインスリンや、血糖値を上げるグルカゴンなどのホルモンを分泌し、血糖値をコントロールしています。インスリンを分泌するのは臓器だけです。

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