パートナーに浮気された側を「サレ妻」「サレ夫」、浮気した側を「シタ妻」「シタ夫」という略語がネットを中心に使われている。相手はママ友の夫。ご近所で互いに顔見知り、家庭環境まで見えているドロ沼不可避の漫画「お宅の夫をもらえませんか?」が話題を呼んでいる。
SNSを中心に、新人販売員「田端、明日は売るつもり」や「隣の紀陽さん」など心に残る人間ドラマを描くみこまる(@micomalu)さんが、今回、夫婦の歪みやママ友のドロ沼を描くことになった経緯を聞いた。
■不倫によって家庭も人生も一変してしまう
本作の原作はいくたはなさん、作画をみこまるさんが描いている。どのような経緯で漫画を描くことになったのか、みこまるさんに聞くと「原作者のいくたはな先生が作画担当を探していらっしゃって、『それならぜひみこまるにやらせてください!』と申し込んだ次第です」と明かす。原作を元に漫画を描いたのは今回が2作目とのことで「しっかりとした原作があるのは心強く描きやすいので、楽しく取り組むことができました」と話す。
「裏切り」や「人間の闇」に迫った本作だが、これまでの作品と変化があったのか聞くと「作風は『ラフな感じの簡潔な絵で』ということだったので、あまり描き込まないことを意識していました。メンタル面やフィジカル面では、とくに変化はありませんでした。『良いものを作るぞ!』という気合はどんな作品でもいつも持っているので、今回もそのような意気込みでした」と返事が返ってきた。
本作は、不倫によって、家庭も人生も一変してしまう2人の女性の物語。シタ妻とサレ妻の2人のキャラについて「原作者のいくた先生がしっかりと設定してくださっていたので、とても描きやすかったです」と描くのはさほど難しくなかったようだ。『お宅の夫をもらえませんか?』というタイトルについて「少し粘着質なタイトルですよね。そういう意味では、ラストもそのような感じになっているかと思います。気になる方は、ぜひ、本編をお手に取ってくださいませ…!」と話す。
取材協力:みこまる(@micomalu)
配信: Walkerplus
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