「それどこの?」と聞かれる、40・50代の洗練革バッグ

「それどこの?」と聞かれる、40・50代の洗練革バッグ

シンプルでも、どこか温もりが感じられる革製品を作る「comorebito(コモレビト)」。靄に覆われたようなマットな質感のバッグや財布はほかとは異なる存在感があり、次第に革本来の色が現れて艶を増していく経年変化も大きな特徴です。日々手にするごとにきっと愛着が増すアイテムをご紹介します。

必要なものだけを残した、シンプルなレザーアイテム

「引き算の美学」をコンセプトに、シンプルを追求して革製品を生み出すブランド「comorebito(コモレビト)」。レザークラフトを約10年続ける野村達矢さんが、一枚の革をできるかぎり使い切るようにしながら制作しています。

高い品質のものを手が届きやすい価格で作れるようにと、デザインや縫製などの工程を削ぎ落しながらも、使いやすさを実現。そのなかでも縫う部分は手縫いにすることで、シンプルでも人の手による温もりを感じられるものにしています。

マットな質感が印象的。大きな経年変化を長く楽しめる革

そんなアイテムの主役は、ほかではあまり見られない、靄がかかったようなマットな革。表面にワックス(蝋引き)加工が施されたイタリア製の牛ヌメ革です。手にするたびに少しずつワックスが溶けて革に馴染んでいくことから「雪原のよう」と野村さんは表現します。

そして、自然が季節で移ろうように、経年変化を見せることも特徴。写真は半年使った財布の例。しばらくするとこのように本来の革の色が顔を出し、さらにその色合いが深まって艶も現れます。

使い続けるほどに大きく表情が変わっていく様子は、それ自体に歴史が刻まれるよう。愛着もぐっと増していきます。

サイドのクロスステッチがポイントのA4サイズトート

こちらは、A4サイズの書類やノートPC対応サイズで、通勤に使える縦長のトートバッグ。きちんと感がありながらも、白濁した色合いがソフトな印象で、休日のラフな服装にも合わせやすいアイテムです。

上部の角はシャープなのに対し、底は丸みを帯びていて緩やかなフォルム。持ち手と本体のつなぎ目やサイドのクロスステッチも、やさしさを感じさせるポイントです。

持ち手が長めで肩掛けも手持ちもできるので、長時間の遠出にも持ち歩きやすいアイテム。内側に大きめなポケットがあり、スマートフォンやカードケースなどを分類して収納できます。

tote bag

カラー:アイボリー・グレー・ブラック

32,000円(税込)

※受注生産 発送まで最大2ヵ月程度(以下同)

手持ち、肩掛けに調節可能。2WAYの丸底バッグ

丸底で自立するバケツ型バッグ。スマートフォンや財布などの必要最低限の持ち物と、飲み物のボトルが入るほどの適度な容量があります。

口元のホックで閉じれば、中身が見えにくくなり安心感がアップ。そのホックのボタンが見えるのとは反対の面は、クロスステッチがアクセントになっています。

持ち手の長さの調整が可能で、シーンによってハンドバッグかショルダーバッグに変えられる仕様も、幅広いシーンで使えるポイントです。

bucket bag

カラー:アイボリー・グレー・ブラック

28,000円(税込)

小銭・お札・カード、どれも出し入れしやすい三つ折り財布

一見シンプルですが、左サイドなど一部に入ったステッチが温かみを添えるアイテム。「お札を折らずに収納できてカードも入る、薄い財布を作れないか」という友人からの相談に応えた三つ折り財布です。

なかには、フラップ付きで大きく口が開くコインポケットと、カードポケット、お札用のスリーブ付き。さらに、コインポケットとスリーブの間と、スリーブの内部にもカードポケットがあり、合計9枚ほどのカードが収納できます。現金やカードを少しは持ち歩き、出し入れをスムーズにしたい方におすすめです。

mitsuori

カラー:アイボリー・グレー・ブラック

24,000円(税込)

小さくても小銭・お札・カードが入るカードコインケース

上でご紹介した三つ折り財布をさらにスリムにしたような、カードコインケース。冠婚葬祭で小さなバッグをもつときや、荷物を少なくして動き回りたいときにぴったりの一品です。

ホックを開くと、口が立体的に開くコインポケットと、フラットなポケットが付いた、よりシンプルな作り。ポケットには折り畳んだお札やカードも収納可能です。キャッシュレス派さんも、必要最低限の現金やカードを身軽に持ち歩けます。

card coin case

カラー:アイボリー・グレー・ブラック

9,500円(税込)

余白にこそ見つけられる「豊かさ」を伝えるものづくり

「情報や過度な装飾が多くなっている今、余計なものを削ぎ落したものづくりをすることで、本当に好きなことに向き合える時間や余白がある心の豊かさを伝えていきたい」と語る作り手の野村さん。

そんな想いが込められたアイテムを手にすると、お出かけがより楽しく感じられたり、お気に入りを愛でる時間を大切にしたくなったり。ブランド名にある「木漏れ日」のように、日常にふっと光が差す瞬間をもたらしてくれそうです。

comorebitoにはご紹介した以外のバッグや財布、キーケースなどもあり、オンラインショップで受注生産を受け付けています。イベント出店時には、定番以外のカラーやアイテムが登場することも。また、2025年8月頃までの1年間限定で、兵庫県芦屋市に試験的な店舗「matou」もオープンしています。野村さんと直接お話したり、ワークショップにも参加したりでき、ブランドの世界観を感じながらアイテムを手にできるスポットです。気になる方はぜひ足を運んでみてください。

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シェアージュは、「私らしく、もっと輝く」をテーマに生まれたライフスタイルマガジンです。いつも輝き続けたいあなたへ半歩先の上質な日々を叶える情報をお届けします。
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