「ふーん?」私のラブラブ話に嫉妬して不機嫌だったママ友が、急にニヤッと笑ったワケ…

「ふーん?」私のラブラブ話に嫉妬して不機嫌だったママ友が、急にニヤッと笑ったワケ…

息子のユウマが生後半年のころから児童館に通い始めたアイは、3人のママ友、クミ・さちえ・理沙と仲良くなりました。交流の機会が増えるにつれて仲を深めていった4人。けれどもアイは、甘えじょうずで少し強引なクミにだけは戸惑うことがあったのです……。


ある日、アイはクミに押し切られる形で、自宅でママ友たちとランチ会をすることに。新しくできたスーパーで買い物をしてからアイの家に向かうことになりましたが、クミは遅刻してきたうえに、勝手に商品を選ぶなど、やりたい放題。


アイの家に到着後、アイが結婚記念日に夫からもらった高級ブランドの置物の値段をチェックしつつ、「玄関に合わないね」と一蹴するクミ。


そして片付ける時間になると、クミは「夫の夕飯の支度をしなきゃ」とそそくさと帰ってしまいました。


帰宅した夫に指摘されて、玄関の置物とユウマのお気に入りのブランケットがなくなったことに気付いたアイ。帰宅したママ友たちに知らないかとメッセージを送って尋ねました。さちえと理沙が「わからない」と言うなか、クミだけは「あの高級ブランドなのにシミのついてるやつね?今日は見てないな~」と返信してきたのです。そのシミは昨晩できたもので、見ていないならクミは知ることができないはず。アイはクミの嘘に気付き、クミが盗んだ犯人だと確信を持つように。


そして証拠をつかむため、あえてクミたちママ友3人を再び家に招待したのです。


アイの家にママ友3人が到着。リビングから見える位置に、あえてイヤリングを飾っておいたアイ。すぐにさちえと理沙が「素敵!」と気付いてくれました。


「置物をなくして落ち込んでたら夫が……」と言うアイ。一方、クミはイヤリングをじっと見つめたかと思えば、「おもちゃっぽくて絶妙なセンス」と嫌味を言ってきたのです。そこでアイは反撃に出ることに。嫌味を言う相手が嫌がる方法で……。

嫌味を言うママ友への私の反撃!













アイのイヤリングを見て、「おもちゃみたい」「絶妙なセンス」と言ったクミ。しかし、嫉妬してクミが嫌味を言ってくるのはアイの想定内でした。


そこで、あえて全力で喜ぶフリをしてみせたアイ。一瞬クミは面食らっていましたが、すぐに悔しそうにくちびるを噛みました。


さらにダメ押しで、「どんなデザインが似合うか、夫ったら1時間も悩んじゃって……」とラブラブ話を披露。「新婚さんなの?ってくらいラブラブだね!」とはしゃぐさちえと理沙。クミは悔しそうに顔を歪ませていました。


「でもこのイヤリング、なんだかもったいなくてまだ着けられてないの」というアイの言葉に、反応したクミ。「新品のアクセサリーって飾っておきたくなるよね~」「ブランド物のイヤリングってここぞってときのためにとっておきたくなるっていうか」と言うさちえと理沙の言葉を聞いて、クミは「ふーん?」と再びにやりと笑うのでした。


◇ ◇ ◇


クミの言葉を良い風に捉えたフリをしたアイ。嫌味を言う人にとって、相手に嫌味が通じていないというのは、あまり面白くないことでしょう。もしも誰かに嫌味を言われたら、気付いていないフリ、あるいはアイのように前向きにとらえたフリをするのは有効かもしれませんね。みなさんが嫌味っぽいなと感じたときは、どんな風に対応しますか?

>>次の話

著者:マンガ家・イラストレーター ミント

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