「結婚したい」「子どもがほしい」そう願っている39歳の春子は、7年付き合った彼氏と別れたばかり。「39歳だし、悠長にしてる時間はない」と思い切ってマッチングアプリに登録すると、同い年の会社員・晃平との出会いが!すぐに交際スタートとなり、週末になるとラブラブな時間を過ごしていたものの、徐々に晃平に不審な言動が増えるように。春子は信じようとするが、なんと晃平は想像もつかない嘘を隠していた…。
やっと出会えた運命の人に、裏の顔があったら…。周囲からの“悪意ない心配”などもあり、結婚や出産に焦るリアルな女性が描かれる一方、一見素敵に見える男性の最悪過ぎる“クズ”っぷりから目が離せない漫画「結婚したい39歳の私と最低クズ男の最悪なウソ」。今年、電子書籍が発売され注目を集める同作について、作者のミロチ(@mirochi8989)さんに制作秘話などを聞いた。
■作者ミロチさんインタビュー
「結婚したい39歳の私と最低クズ男の最悪なウソ」の作者、ミロチさんに話を聞いた。
――本作の中で、ミロチさんのお気に入りのシーンを教えてください。
元彼もなかなかの男だったんですが(漫画の冒頭で読めます)、結婚したいあまり、その元彼と晃平を比べて無理やりポジティブに言い聞かせるシーンが、結婚を焦るリアルな感情だな…と思います。あとは本作のラストシーンですね。自分で描いていてグッときました。ぜひとも、この泥沼な結末を読んでほしいです。
――本作でミロチさんが伝えたかったことや、描きたかったことを教えてください。
小さな違和感に目を瞑ると、次に目を開いたときには大きな違和感となっていて、押し除けることが難しくなっている…というのはよく聞きますが、まさにその通りだなと思います。年齢を意識しすぎて自分の価値を見誤ることのないよう、相手を選ぶ際に少しでも参考になればうれしいです。
――本作の発売後、周囲の方や読者の反響はいかがですか?また、ミロチさんの、発売に際しての気持ちもお聞かせください。
2作目ということもありドキドキですが、たくさんの方に読んでいただけているみたいで、感謝しかありません。少しでも楽しんでいただけたらうれしいです。
――最後に、読者へメッセージをお願いします。
39歳という年齢と、結婚願望、出産のタイムリミット…など、デリケートな部分に触れている漫画ですが、実話に基づいて描いているので一例として見ていただけたら幸いです。駆け引きのできないギリギリの恋愛をぜひ読んでみてください!
最初は浮気男にありがちな「ウソ」を重ねているのだと思っていたら、予想外の「最悪なウソ」に驚かされる本作。結婚・出産への思いや女性ならではの苦悩も描かれており、参考になる内容も多い。まだの人はぜひ一度読んでみて!
取材協力:ミロチ(@mirochi8989)
配信: Walkerplus
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