犬は優れた身体能力を持つ動物といわれていて、愛犬の何気ない行動も、犬の本来持っている身体能力が関係していることが多いそうです。
今回は、「犬の身体能力の特徴」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬の身体能力の特徴①聴覚
犬は聴覚が優れていて、人よりも低い周波音と高い周波音を聞き取ることができます。このため、人よりも小さい音を聞き取ることもできますし、耳介を動かしてさまざまな方向の音を聞き取ります。
「飼い主の帰りを察知する」という犬が多いのも、聴覚を使って人には聞こえない音を聞き取って判断しているのかもしれませんね。
犬の身体能力の特徴②嗅覚
犬は嗅覚が優れていて、ニオイを感知する嗅細胞が圧倒的に多いことから、犬の嗅覚は人の１億倍感知できるといわれています。
「散歩中にニオイを嗅ぐ」「クン活をする」という犬の行動も、嗅覚を使ってさまざまな情報を得ているのでしょう。