新幹線の座席については、「倒しすぎ」「許可なく倒すのは失礼」などとよく話題になる。もし、前の人が座席をガッツリ倒してきたら?20万いいねを集めた、一歩も引かない座席の使い方を描いた「新幹線」を紹介する。本作は、X(元Twitter)などのSNSで4コマを投稿している、モノモース(@mono_moosu)さんの作品。今回は、4コマを描くきっかけや反響についてインタビューした。
■シンプルな絵と短い文で笑いを届ける
新幹線での座席を巡る攻防が描かれた4コマ漫画がSNSで大きな話題を呼んでいる。作者はユーモアあふれる短編漫画で注目を集めるモノモースさんだ。もともと漫画を描くのが好きだったモノモースさんは、忙しい日々の中でも続けられる形式として4コマ漫画を選び、SNSで投稿を開始した。
話題作「新幹線」では、座席を倒してもいいか尋ねたところから始まる予想外の展開が描かれている。前の人が大胆にリクライニングを全開にしたことに対し、後ろの人が思わぬ行動で応戦する様子に、「どちらもプロすぎる」とコメントが殺到。多くの読者を笑わせた。
SNS漫画の制作において、モノモースさんはなるべくシンプルでわかりやすいものを描くようにしているという。セリフは少なく、絵だけで見せるようにしたりとを読み手のことを考えて作っているそうだ。また「悪気のないネタでも読む人によっては傷つく場合がある」と、自分の見当違いがないか情報の裏取りにも気を配り、地道なリサーチが新しいアイデアを生むこともあるそう。
多忙な生活の中で描き続けるモノモースさんは、「忙しいときの方がネタを思いつきやすいです」と語る。デザインや建築業の経験から、その中で苦労した経験を元にアイデアを出しているそうだ。XやYouTubeなどでも漫画を投稿しているがどういう漫画を投稿すれば伸びるのかは、正直わからないことが多いと語る。
現在は、労働あるあるを描いた「はたらく4コマ」も連載中。クスっと笑えるモノモースさんの作品は、多くの人に癒しと楽しさを届けている。
取材協力:モノモース(@mono_moosu)
配信: Walkerplus