「うちの猫もお腹周りがちょっと膨らんでて病院に連れていったことがあります。エコー検査までしました」「ウチのオス猫もお腹をモフってた時にイボが!!急いで受診しました」と同じ症状や同じ経験を持つ人からのコメントが相次いだ本作。この漫画を描いたのは、愛猫家兼漫画家の久川はる(@hisakawa_haru)さん。一体、久川さんの愛猫はどういった病気だったのか?気になる受診結果は…?
年の瀬迫る年末に、久川さんは自宅で仕事をしていた。するといつも通り、愛猫のミコさんが仕事を邪魔しに訪れ、膝の上に乗ってきた。久川さんは口では「も~」と言いながら、嬉々としてモフることに。しかしへそ天したミコさんをモフっていると、ある感触に気づき、顔面蒼白!急いで開いている動物病院を調べ、ミコさんを連れて家を飛び出した。
本作には、「動物病院で働いてますが、これはあるあるです。半年に1回は遭遇します」という動物病院勤務の人からのコメントも届いた。「よくある」というこの症状とは一体…?久川さんに事の顛末を伺ってみた。
――常日頃、ミコさんを抱っこしたり撫でたりしていたと思うのですが、異なる手触りだったのでしょうか?
皮下に大きめの地球グミが入っているかのような…そこだけ周りとちょっと違う触り心地がしたんです。ミコは背中や首をよく撫でてほしがるのですが、お腹はあまり触らないので驚きました。
――異変に気づいたのが年末。焦りましたよね?
かなり焦りました。年末だったので、今から受診しても、生体検査や手術は三が日以降になるだろうし、それまでに悪化したらどうしようって、どんどん悪い方向に考えてしまって…。
――「ご本人は恥ずかしかったかもだけど、幸せな猫ちゃんだと思います~」「診断は素人にはできないけど、ペットの異常に気づけるのは飼い主さんだけ」と励ましの読者コメントが多かったですね!
温かいコメントが多くてありがたかったです(笑)。確かに恥ずかしかったですけど、素人判断で楽観して「あのとき病院に連れて行っていれば…」って後悔する方がよっぽど怖いと思うんです。個人的には少しでも不安があったらすぐ動物病院に行った方がいいなと思っています。
ちなみに記事の冒頭で紹介した2件のコメントだが、お腹周りがちょっと膨らんでいてエコー検査した猫ちゃんは「ただの脂肪です」との診断結果で、イボだと思って受診したオス猫ちゃんは病院で「乳首です」と告げられたとのこと。「動物病院あるあるです」とコメントしていた動物病院勤務の人いわく、「“お腹にしこりが!”→脂肪です。“お腹にイボが!”→乳首です。駆け込んでくる飼い主さんに半年に一回は遭遇します。でも本当に悪いものの可能性があるのでちゃんと病院で見てもらうことが大事です」とのことだ。
ミコさんが主人公の「愛されたがりの白猫ミコさん」は出版後すぐに重版出来もした、売れ行き好調のコミックエッセイだ。書籍には描き下ろしエピソードやミコさんの写真が多数収録。ファン垂涎の一冊となっているのでぜひチェックしてみて。
取材協力:久川はる(@hisakawa_haru)
配信: Walkerplus
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