どうして犬は「その言葉」を喜ぶの? 獣医師に聞いた
――アンケートの結果を踏まえて、犬が喜ぶ言葉についての先生の見解をお聞かせください。
岡本先生:
「犬が喜ぶ言葉は、犬にとって嬉しいことや好きなことに結びつけられていることが多いです。何度も繰り返すうちに、その言葉と嬉しい事を関連付けて学習したのだと思います。
また、犬は言葉を音として捉えます。飼い主さんの発する言葉+飼い主さんの言葉の発し方(音程など)、表情も合わせて、総合的に喜ばしい言葉だと判断しているのでしょう」
――犬が喜ぶ魔法の言葉を増やしたい場合、どのようにしていけばよいでしょうか?
岡本先生:
「褒めているときや楽しいときに発する音程で話しましょう。言葉を発しながら、犬にとって喜ばしい事を実行してください。犬が喜んでいるときに、その出来事をなるべく短い単語で声に出して、繰り返すことで結びつけさせるといいでしょう」
今回の調査で「ゴハン」「おやつ」などの食事系の言葉を喜ぶ愛犬が多い結果になりました。ほかにも愛犬の性格や好みによってさまざまな魔法の言葉がありました。愛犬の様子をよく観察し、愛犬が喜んでくれる魔法の言葉をどんどん増やしていきたいですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/田山郁
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年10月時点の情報です。