山野しらす(@shirasu00mori)さんは、SNSやブログを中心に実話に基づく漫画をいくつも公開している。知人の実体験を基に描かれた「私が放置子だった頃の話」は、母親が不倫やパチンコ通いなどの日常を送りながら一人娘を放置子にしてしまうエピソードである。今回は本作と母親の不倫相手との出会いを描いた2つの作品をお届けするとともに、2児の母でもある山野しらすさんに作品が誕生した経緯についても話を聞いた。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
■放置子で育った女の子!?
母親は幼いしおりちゃんを放置して、不倫相手とパチンコ通いやホテルに行くことが多かったという。小学校の長期休みには友達の家に行くが、次第に友達の家からも断られて行くところがなくなってしまう…。家は鍵がかかって帰れないので、図書館で時間を過ぎるのを待つことに。そこで一人のおじいさんに出会ったことで、しおりちゃんの運命が大きく動き始めるのであった。
■母親が不倫したきっかけとは…!?
既婚者であるマサルは、職場でゆりこ(後のしおりちゃんの母)との出会いがきっかけで人生が変わり始める。ゆりこは高卒でマサルと同じ会社に入社し、仕事ぶりを見て気の強い女性だと思ったのが第一印象だ。けれど、ある日ゆりこが給湯室で泣いている姿を見てマサルの心が動かされ、ゆりこはマサルの手を取って「私、あなたともっと親密になりたいわ」と言って猛アタック。このとき、マサルの妻は第一子を妊娠中で夜の方がご無沙汰だったこともあり、マサルは動揺しつつもゆりことホテルへ行ってしまう…。
「マサくんと呼ばれる男」を描こうと思った理由にについて聞くと、「本編である『私が放置子だった頃の話』を描いていて、『なぜ母親はこんな性格になってしまったのか?』『なぜ不倫相手に執着し、貢ぐようになったのか?』という情報を補足したいなと思ったからです。本編の主人公・しおりが母親から聞かされた話をベースにしています」と話してくれた。
今回は実話に基づいた2つの作品を紹介した。山野しらすさんはSNSやブログでその他の作品も投稿しているので、興味があればこの機会にぜひ読んでみて!
取材協力:山野しらす(@shirasu00mori)
配信: Walkerplus
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