二重被災で損壊した輪島塗工房「塗師屋いち松」再建のためのクラファン実施中!

AQ Group創業以来、日本文化の継続を応援してきた元大工出身の社長が、能登半島地震・豪雨の二重被災で損壊した輪島塗工房再建へ多角的支援を展開。クラウドファンディングサイト・CAMPFIREにて、「塗師屋いち松」輪島塗工房再建に向けたプロジェクトを実施中だ。

時代の流れとともに衰退しつつある伝統工芸文化

高度な技術が用いられる伝統工芸は、その緻密や美しさが世界各国から高い評価を受け、日本の産業発展に寄与してきた。しかし、時代の流れとともに伝統工芸の文化は衰退。1984年のピーク時に比べ、生産額は5分の1程度となっているという。

東日本大震災時に建設した応急仮設住宅

そんな中、2011年に発生した東日本大震災では、全国から多くの職人が集まり、仮設住宅の建設や支援物資の配送などを実施。AQ Groupが手掛ける高級邸宅ブランド「AQレジデンス」の展示場は、日本を代表する伝統工芸の匠の技術が結集して誕生した。

2020年からスタートした「地球の森守りプロジェクト(※)」では、匠の技による芸術的価値を伝え、ものづくりの楽しさや喜び、地球環境について考える場を提供。ワークショップや環境貢献グッズの製作を実践した。

伝統工芸や職人、技術の継承を支援するAQ Group

埼玉県さいたま市に本社を構えるAQ Groupは、1978年の創業以来40年以上に渡って、日本が誇る伝統工芸や職人、技術の継承を支援。同社代表の宮沢氏は、元大工であり“カンナ社長”というニックネームがあるという。

同じ職人として、日本の素晴らしい伝統文化を守っていく経営方針のもと、先の能登半島地震では、石川県輪島市などに対し、物資の提供や義援金の寄付を展開。「地球の森守りプロジェクト」などで深い関わりを持つ輪島塗職人「塗師屋いち松」への支援も実施している。

豪雨発生後の現地は復興がさらに遅れ、職人不足や資材不足で建築がままならないなか、AQ Groupは、創業以来大切にしている「共助」「相互扶助」の精神でサポート。全国のネットワークを駆使し、資材調達や職人の派遣、クラウドファンディングの立ち上げなども行っている。

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