災害により輪島塗の作業場である工房が半壊
「塗師屋いち松」の作品
震災前から深い関わりがあった、輪島塗職人「塗師屋いち松」とAQ Group。新築引き渡しの際には、「塗師屋いち松」の輪島塗お椀をプレゼントしており、多くの施主から感謝の言葉をうけとっているという。
また、「AQレジデンス」新宿展示場の洗面台、駒沢展示場のキッチンボードは、「塗師屋いち松」による輪島塗の装飾で、「地球の森守りプロジェクト」にも参画しているそう。
「塗師屋いち松」が先の能登半島地震に被災したことで、AQ Groupとしては募金だけではない支援方法を模索していたとのこと。その中で、2024年9月に能登半島豪雨が発生。直ちに現地へ赴き、泥かきやなどを行ったが、輪島塗の作業場である工房は半壊し、作業中の作品も道具も在庫も失われてしまった。
クラファン立ち上げから支援
「塗師屋いち松」工房再建支援の様子
「日本の伝統技術である輪島塗の灯を絶やしてはいけない」「地域を超えた相互連携、相互扶助の精神を拡げていく」との思いから、AQ Groupは、工房再建支援として109.30㎡の基礎工事を着工。
工事が進めばひとまず作業場は確保できる状況だが、一時しのぎであることに変わりないという。
そこで、「塗師屋いち松」輪島塗工房再建に向けたクラウドファンディングも立ち上げから支援。目標支援金額は500万円に設定しており、これは、新工房の建築費に充当されるほか、「塗師屋いち松」の事業運転資金にも充てられる予定だ。
AQ Groupは、プロジェクトページの制作やプロモーションをサポートするだけでなく、約130万円の支援金も寄付した。
配信: STRAIGHT PRESS