piconは、AIリアルタイムボイスチェンジャーの「ボイミー」をリリースした。「ボイミー」は、AIの音声変換技術(Speech to Speech)を使ったリアルタイムボイスチェンジャーアプリだ。

マイクに向かって喋ったり、動画をアップロードすると、どんな声でも魅力的なAIボイスに変換することができる。

表現の幅が広がるAIボイスチェンジャーの可能性

従来のボイスチェンジャーは、声のピッチや再生スピードなど、ある程度限られたパラメータを機械的に操作する方法を採用していた。

この手法では、表現の幅が狭い上、変換後の声は「ロボット声」や「無理やり声をいじったような」粗さのある不自然な音声になる傾向があった。

一方AIボイスチェンジャーは、最新のAIに人間の声質自体を学習させることで、単純な音高調整では再現できない複雑な音色の特徴まで表現可能だ。

そのため、機械的な操作と比較して表現の幅が大幅に広がるだけでなく、自然で滑らかな音声への変換を実現できる。

これにより、エンターテインメントからビジネス、クリエイティブな制作の場面まで、より幅広いシチュエーションでの応用が期待されている。

スマホ単体で高品質な音声変換が可能な「ボイミー」

「ボイミー」ではAIを使った音声変換を行うため、萌え声やイケボ風など、さまざまな声に変換することができる。

PC用ソフトでは、既にAIを活用したボイスチェンジャーが存在していたが、その多くが高価なGPUや周辺機器などを必要とし、利用する障壁が高いものだった。

「ボイミー」ではスマホ単体で動作し、従来のPCソフトに引けを取らない高品質なリアルタイム音声変換を実現。これにより、これまでより圧倒的に気軽にAI音声変換を体験できる。

配信： STRAIGHT PRESS