徳島県牟岐町に本社を置く門口は、牟岐町駅前交差点の古民家にて、4機能をもつ複合施設「日常百貨店 灯閑」を5月にオープンするにあたり、1月3日(金)に自社サイトにて寄付・前売りチケットによる資金調達を開始した。
過疎地域における「日常にあるハレの場」
山林に関するカルチャーブランド「YUSAN」の企画・開発・運営などを手がける門口は、2023年冬より2年間、不定期のコーヒースタンドを実施していた。延べ来店人数は1000人を超え、コーヒースタンドをまちにひらくことで与えるポジティブな影響を実感してきたという。
活動をする中で感じたのは、過疎地域における「日常にあるハレの場」の重要さ。日常の中に変化や出会いが少ない地域だからこそ、ハレの場を都会やインターネット上のみに頼るのではなく、普段過ごしているまちの日常の中にも「たのしい」と感じられるような場をつくる必要があると考えた。
4つの機能をもつ複合施設
そこで、人口3000人の牟岐町にて、コーヒースタンド・セレクトショップ・シェアキッチン・ホテルの機能を組み合わせた新しい空間「日常百貨店 灯閑」を、5月にオープンすることとなった。
コーヒースタンドにコーヒーを飲みに行ったり、セレクトショップに珍しい食品や雑貨を探しに行ったり、お店を出してみたい人がシェアキッチンを利用してみたり。
ホテルの収益により楽しむ機能の継続的な運営を可能にし、町内の人はもちろん、町外から牟岐町を訪れるきっかけとなることも目指している。
配信: STRAIGHT PRESS