キジハタの謎行動を捉えた動画がX(Twitter)に投稿され、「お騒がせ笑」「“エラ”いことなってますね」と話題に。投稿は記事執筆時点で215万件表示を突破、1万件を超える“いいね”を獲得しています。
キ、キジハタが死んで………ませんでした😂
びっくりするからやめて欲しい。気持ちいいんでしょうか、何してんの😓
(かんだ) pic.twitter.com/8anwI19HFW— 和歌山県立自然博物館 (@WMNH) December 18, 2024
水槽でひっくり返り……
投稿したのは、和歌山県立自然博物館の公式アカウント(@WMNH)。同館では、さまざまな海洋生物が暮らしています。
ある日、ふと水槽内の「キジハタ」に目が止まった担当員さん。遠くから観察してみると、口をポカーンとあけてひっくり返っているではありませんか。この非常事態に「ひっくり返って死んでしまっている!」と驚き、様子を見ようと急いで駆け寄ります。すると、予想外の事実が判明したのです……!
キジハタは瀕死(ひんし)の状態だったわけではなく、なんとポコポコと泡立つエアーに体を寄せてくつろいでいたもよう。シャワー感覚で気持ちいいのか、なんとも恍惚(こうこつ)な表情を浮かべています。無事でよかった……!
さらに、自らエラの中に泡を通らせ、それを口から延々と出し続けています。その様子は、まるでエアーを使って「うがい」をしているかのようです。最初はヒヤッとしてしまいますが、理由が分かるとクスッとしてしまう映像でした。
「優雅」「ジャグジー」の声
摩訶不思議なキジハタの行動にXでは、「魚がこんな顔をするんですね」「かわいすぎる…」「幸せそう笑」「頭いいですね」「優雅なキジハタさん」「エラを通る泡が気持ち良い…のかな?」「ジェットバスとか炭酸風呂みたいなもんだろうか」「美容エステかな」などのコメントが寄せられています。
ちなみに担当員さんによると、「一応、他の魚の様子を見るに十分な酸素量は確保されているはずなので、この泡の刺激で身体のクリーニングくらいのつもりなのだと思います」「痒いところがかけなかったり、シャワーも浴びれないので理屈は分かるんですけど、ハタやフグ類に代表されるように、あんまり他のグループはやらないんで不思議ですよね」「こればかりは本人に聞いてみないと分かりませんが、うがいとシャワーを一気に済ませてるくらいの感じなのかもしれません」とつづっています。
和歌山県立自然博物館は、豊かで美しい和歌山県の自然を紹介する施設。水に住む生きものの他、動物、植物、昆虫、貝、化石などの標本も展示・収蔵しています。気になる人は、X(@WMNH)に遊びにいってみるとよさそうです。
動画提供:和歌山県立自然博物館(@WMNH)さん
気持ちよさそうにくつろぐキジハタ
キ、キジハタが死んで………ませんでした😂
びっくりするからやめて欲しい。気持ちいいんでしょうか、何してんの😓
(かんだ) pic.twitter.com/8anwI19HFW— 和歌山県立自然博物館 (@WMNH) December 18, 2024
その他の投稿
フジツボって、潮が引いてる時に岩場で見かけるやつはただのオブジェですが、水の中ではアクティブな動き(殻は動きませんが)を見せてくれるときがあります。(おはら)
#オオアカフジツボ #和歌山県立自然博物館 pic.twitter.com/YV1zXZa3M0— 和歌山県立自然博物館 (@WMNH) December 10, 2024
閉館後、見回りをしているとアシナガツノガニが戯れあっている所に遭遇。しばらく見ていると、ブランコの奪い合いしてる子供の様に見えてきました。
カニってわざと泡にぶくぶく当たって寛いでるんじゃないかと思うシーンがたまにあるんですけど、今回の様な奪い合いは初めて見ました🤣
(かんだ) pic.twitter.com/fe5zXB9TDY— 和歌山県立自然博物館 (@WMNH) December 3, 2024
ピコピコ動くヒレが愛らしい #コンゴウフグ の幼魚。
成魚は眼の上の棘が特徴的な魚ですが、まだ小さいのでそれほど目立っていません。独特の体型に加えて、ヒレが透けて存在感薄めなので、遠目で見たら結構不思議な動きをしています。ついつい眺めがちな魚です。(こいずみ) pic.twitter.com/G24oeJDEMG— 和歌山県立自然博物館 (@WMNH) November 30, 2024
動画提供:和歌山県立自然博物館(@WMNH)さん
配信: ねとらぼ
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