岡山県西粟倉村に2015年に創業した温泉付きゲストハウス「あわくら温泉元湯」は、村在住のサウナメーカーと連携し、世界唯一無二の「卵型サウナ」を導入。2025年1月〜2月にかけて、「卵型サウナ」を体験した宿泊者全員に、村人手づくりのオリジナルサウナハットをプレゼントしている。
林業が盛んな地で薪を活かしたコンテンツを提供
「あわくら温泉元湯」は、人口1300人の岡山県西粟倉村で2015年にsonrakuによって創業され、2021年にmotoyuが運営を引き継いだ。
motoyu 代表取締役の半田守氏は、1990年京都府に生まれ、小学校からレスリングを始め、国内大会で多数の実績を残す。引退後は日本最大シェアのレスリングウェアブランド・MAMOを運営。一方で2018年に岡山県西粟倉村へ移住し、「あわくら温泉元湯」の事業承継を受ける。地域の魅力を発信しながら宿の事業再生に取り組んでいる。
2021年以降、林業が盛んなこの地で自社運営の薪工場を活かし、薪で沸かす天然温泉や釜戸炊きご飯、焚き火体験、ひのき香るヒノキビールなどのコンテンツの提供を強化してきた。
なかでも部屋目の前の庭でできる焚き火は宿泊者に大人気のコンテンツになっている。
村の資源を活用し、村とともに栄える宿に
そして2024年に、村在住のサウナメーカーBarca社製の卵サウナを新規導入。「森を味わう薪の宿」として、西粟倉村の資源を最大限に活用している。
これは、人口1300人の小さな村ならではの“薪”を活用した取り組みであり、森との共生を体感できる新たな宿泊体験を提供する。
今後も地域住民や宿泊者の声を取り入れながら、新たなコンテンツの開発や地域資源の魅力をさらに発信し、西粟倉村とともに持続的に発展する宿づくりを目指していく。
配信: STRAIGHT PRESS