國立故宮博物院は、「2024故宮好客 故宮へようこそ」観光ガイドを公開した。その中で、おすすめの観光ルート10選等を紹介している。
悠久の歴史を持つ中華文明の収蔵品
台北市士林区外双渓に位置する「国立故宮博物院—北部院区」には、悠久の歴史を持つ中華文明の粋が集められている。
主に宋、元、明、清代などの精美な中華文物を収蔵しており、それには青銅器や玉器、絵画、書法などが含まれる。また、各期ごとにテーマを設けて特別展を開催。
また、嘉義県太保市にある「國立故宮博物院南部院区(故宮南院)」は、「アジアの芸術文化博物館」として位置づけられている。
豊富なコレクションを有しており、各期ごとに特別展を開催。屋外の園区も見どころの一つで、各国のアーティストによるパブリックアートや、親子で楽しめるプレイグラウンドなどが設置されている。
院内と屋外のアートの交錯を通して、歴史や文化をより広い視野で捉えられるようになりそうだ。
来年設立100周年を迎える
そんな「故宮博物院」は、来年の設立100周年と「故宮南院」開館10周年を迎えるにあたり、「2024故宮好客」プロモーションプロジェクトを発表。プロモーション映像では、男女の主人公の視点で故宮南北院区を巡る様子を描いている。
貴重な故宮の文化財を鑑賞するだけでなく、北院の旅では、至善園で中式庭園の美しい景色を楽しんだり、大稻埕を散策しながら歴史的な街並みの独特な文化的雰囲気を感じることができる。
「故宮南院」の旅では、現代建築とアジア美術の融合を探索し、嘉義名物である鶏肉飯を味わい、さらに蒜頭糖廠のレトロなトロッコ列車に乗って懐かしい旅を楽しめる。
配信: STRAIGHT PRESS