「悪鬼のウイルス」で主演を務める村重杏奈 / ※ザテレビジョン撮影
タレント・モデルの村重杏奈が、1月12日に都内で開催された映画「悪鬼のウイルス」の完成披露上映会に登場。共演の太田将熙、桑山隆太(WATWING)、吉田伶香、主題歌を担当した高嶺のなでしこ、メガホンをとった松野友喜人監督と共に作品の見どころなどを語った。
■人気ホラーサスペンス小説を映画化
同作は、「最後の医者は桜を見上げて君を想う」などフィクションとノンフィクションの垣根を越えた著書で多くの読者から支持を受ける二宮敦人氏の同名ホラーサスペンス小説を映画化。さまざまなバラエティー番組に出演する他、モデルとしても活躍する村重は、今作が映画初主演となり、都市伝説で語られる“ある村”へ調査に向かい、惨劇に見舞われる主人公の日名子を演じる。
映画初出演にして初主演ということで、舞台あいさつで“センター”に立った村重は「センターに立つことが本当になかったのでソワソワしています(笑)。アイドルやってたんですが、なかなかセンターに立たせてもらえなかったので、こういう形でセンターに立たせてもらえて気合いが入ります」と率直な心境を。
また、映画の注目ポイントについて聞かれると、村重が「結構ジェットコースターみたいな作品で、感情がすごく高まったりとかするシーンもたくさんありますし、一人一人の感情が見ていて面白かったりする」と話し、太田も「あと特殊な手法というか、ドキュメンタリーっぽい撮り方から始まるので、実際に僕らビデオカメラを回しているんです。本当に僕らが撮ったのが使われていて、途中で映画の感じに切り替わっていく。その辺も含めて楽しんでいただけるかなと」と、見どころをアピール。
ただ、役者陣が実際に撮った映像が“プロっぽい”クオリティーだったらしく、村重は「カメラがブレなさ過ぎて、『もっとブレてもらっていいですか?』みたいな(指示があった)」と振り返った。
舞台あいさつ中盤には、主題歌「アイのウイルス」を歌う高嶺のなでしこが登場。主演と主題歌アーティストという関係なだけでなく、同グループのスペシャルサポーターでもある村重は「ほぼ親みたいな感じですね」と胸を張り、メンバーたちも「ありがとうございます」とほほ笑むなど、ほっこりとした空気に。
高嶺のなでしこ・東山恵里沙(写真右)が村重杏奈のアドバイスに感謝 / ※ザテレビジョン撮影
■高嶺のなでしこの新成人に村重がアドバイス
イベント翌日の1月13日(月)が成人の日で、メンバーの葉月紗蘭と東山恵里沙は、新成人(18歳)の年ということで、アイドルの先輩でもある村重が、人生を“サバイブ”(困難を乗り越えて生き抜く)する秘訣(ひけつ)を伝授することに。
村重は「サバイブしまくってきましたからね村重は。やっぱりポジティブ一択だと思います。みんなポジティブ?」と問い掛けると、即答で「はい!」と返され、「あ、ポジティブ!?(笑) じゃあ大丈夫そうだけど…」と一安心。
続けて「でも、村重も26歳になってちょっとずつ大人になってきていますけど、ポジティブ一択で間違いなかったなと。ポジティブでいれば何とかなるという精神でやってきて、ここまで来られたので、とにかく何かあってもポジティブで元気いっぱい、笑顔いっぱいで頑張ってほしいなと思います」と、真摯(しんし)にアドバイス。
それを受け、東山は「貴重なアドバイスを頂けてうれしいですし、村重さんはいつも明るく接してくださるので、説得力があるというか、すごく心に響いたので、ポジティブに生きていきたいと思います」と感謝を伝える。
そして葉月が「私もポジティブになれるように実践していきたいと思います…すいません、東山よりは上手にコメントできないんですけど…」と卑下すると、すかさず村重は「あっ!ネガティブ!全然そんなことない、最高のコメントです!」と“ネガティブポリス”を発動させて取り締まり、葉月をポジティブな表情にさせていた。
さらにイベント終盤には、ヒロインたちを窮地に追い込む“悪鬼”にちなみ、大ヒットを祈願して“豆まき”をすることに。
劇中のせりふに合わせて「“鬼は内”、“福は外”」の掛け声で観客に向かって豆まきを行い、村重は「ちょっと(掛け声で)混乱する豆まきは初めてだったのですが、これで大ヒット間違いなしってことでいいんじゃないでしょうか。どうですか皆さん?」と呼び掛けると大きな拍手が起こり、「日本中が混乱しちゃうぐらいの映画になればいいなと思います」と力強く語った。
映画「悪鬼のウイルス」は、1月24日(金)より全国公開。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)
映画「悪鬼のウイルス」完成披露上映会より / ※ザテレビジョン撮影
配信: WEBザテレビジョン